万暦の三征(ばんれきのさんせい:)は、明の万暦年間に起こった3つの戦争(ボハイの乱、朝鮮援兵、楊応龍の乱)を指す。万暦の三大征(ばんれきのさんだいせい)ともいう。これら同時期に行われた3つの大規模な軍事行動には多大な軍費が投じられ、実態は不詳ながら『明史』王徳完伝によると「寧夏用兵、費八十余万、朝鮮之役七百八十余万、播州之役二百余万」とある。更に、万暦帝の私的な浪費によって、既に悪化しつつあった明の財政に大打撃を与えた。万暦帝は財政の悪化に対しては増税で対応したため、後に明を滅ぼすことになる内乱を誘発する遠因となった。また、朝鮮援兵では遼東方面に展開されていた兵力が朝鮮に差し向けられたため、その隙に乗じて後の清の太祖ヌルハチが勢力を拡大する結果をも招いた。
出典:wikipedia
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