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ユカタヤマシログモ

ユカタヤマシログモ(浴衣山城蜘蛛)は、ヤマシログモ科("Scytodidae")に属するクモの1種である。人家にすむクモのひとつで、口から糸を吐き出す能力がある。体長は雌雄共に4-7mmほど。性的二形はあまりはっきりしない。体に比べて足が細く、それがあまり長くないのが妙にアンバランスである。頭胸部は卵形、前がやや細くなるが、頭部と胸部の間でくびれず、背中の部分が丸く盛り上がる。ちょうど鶏卵を縦に二つに割って伏せたような形である。眼は六個で、左右に縦に二個、中央に左右に二個が接近してならぶ。眼の位置は、この中央の1対が側眼よりかなり前にある。腹部は楕円形、ほぼ頭胸部と同じくらいの大きさ。薄い褐色で、濃い褐色のまだら模様がある。足は細く、褐色の輪の模様が多数ある。分布は広く、日本では北海道から九州まで、それにユーラシアと北アメリカに分布する。人家に生活していることが多い。たいていは床下や物陰などにいるので、姿を見かけることは少ない。なお、和名は体の模様が浴衣の柄に似るためである由。一般に足の細いクモは糸からぶら下がって歩くようにするものが多く、そのようなものは平らな場所に置くと、歩くのがうまくない。しかし、このクモの場合、むしろ平らな場所で、体を持ち上げて歩くのが普通のようである。歩き方はゆっくりしている。屋内の薄暗いところ、それも床下とか、家具の裏とかめったに解放されないようなところに潜んでいる。そのため、住んでいても気がつかない場合が多く、滅多に目につかない。卵はごく薄く糸で包んで卵嚢とし、口にくわえて持ち歩く。幼虫が孵化するまで、雌親は餌を取らないとも言われる。絶食には非常に強く、ビンの中で一年近く生き延びた例がある。ヤマシログモ科のクモの面白いのは、クモ類で唯一口から粘液を吐くことである。神話伝説やアニメ、特撮などに登場するクモ由来のキャラクターには、口から糸を吐くものが多数あるが、現実のクモは腹部末端の糸疣から糸を出す。しかし、この科のクモは、それ以外に口からも粘液を出す能力があり、それを粘糸のかたまりのような形で吹き出すことができる。小さな昆虫のような獲物を見つけると、適当な距離まで近づき、そこから粘液を吹き付ける。糸は投網のように広がって飛び出す。そのために昆虫は基盤上に張り付けられて身動きが取れなくなる。そこに食いついて捕らえるのである。ついでに言うと、創作上のクモは、糸を吹き出すようにする例が多いが、現実のクモは、足で引き出すものがほとんどで、吹き出すものはこの種のほかには、ナガイボグモ科のものがあるくらいで、この点でも架空のクモキャラそのものである。なお、他のクモを餌として捕らえることもよくあるらしい。しかし実際にクモの目の前の虫が糸で張り付けにされるのは観察されるのだが、それだけでは口から粘液を吐いた証拠にはならない。しかも、粘液を出す行動はごく一瞬のうちに行われる。1936年に、日本で初めてこの行動が観察された当初は、そのような理由で、口から出されたとは考えられず、腹部の下から前へ飛ばすと報告された。翌年には糸疣から糸を射出するのは考えられないとの疑問が出て、口から粘液が出ることが確認された。このクモの毒腺は前後に二分されており、前が毒腺、後半が糊腺となっていて、周囲を発達した筋肉が囲んでいる。なお、海外ではそれ以前から粘液を吐くことが知られており、Spitting Spiderと呼ばれる。イトグモはかつてこの科に含められていたが、現在では独立させる。日本にはこの科のものは三種知られており、前者二種が普通である。ヤマシログモは全身が黒く、やはり家屋に住むが数は少ない。ヤマシログモ科 Scytodidae

出典:wikipedia

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