茨城県道50号水戸神栖線(いばらきけんどう50ごう みと かみすせん)は、茨城県水戸市から同県神栖市に至る主要地方道である。主要地方道として複数の県道を組み合わせた経緯から、基本的には2車線だが、水戸市内や潮来市内の一部で4車線になったり、鉾田市内の一部ではセンターラインが無い狭い道になったりと、さまざまな性格を持つ長距離県道となった。また、他路線との重複箇所も多いため線形や路線構成は比較的複雑である。起点・水戸駅北口前から千波新道を通り平須を経て茨城町に入るが、茨城町長岡より国道6号と重複する。約3Km北上し水戸市吉沢町から東側に曲がり、運転免許センター前、涸沼付近を通り、茨城町城之内から茨城県道110号鉾田茨城線と分岐して、鉾田市菅野谷交差点で曲がり茨城県道18号茨城鹿島線と重複し、その先の上冨田から南に曲がり茨城県道116号鹿田玉造線と陣屋交差点まで重複する。陣屋交差点より東へ曲がり上山交差点まで茨城県道8号小川鉾田線と重複して上山交差点で南に曲がり単独区間となり、茨城県立玉造工業高等学校前の交差点を左折し南下すれば、神栖市の国道124号に至る。なお、起点である水戸市宮町から茨城町長岡までの区間の大半がかつて国道6号に指定されていたため、水戸市内では「旧6号」「旧6国」とも呼ばれる。また、行方市内の区間は別名「行方縦貫道」「開拓道路」とも呼ばれる。1994年(平成6年)4月1日、一般県道水戸茨城線(整理番号385)、一般県道鉾田茨城線(整理番号118)の一部、一般県道城之内桃浦停車場線(整理番号244)の一部(残存部は県道大和田桃浦停車場線と改称)、一般県道鹿田玉造線(整理番号126)の一部、一般県道芹沢麻生線(整理番号389)、一般県道潮来麻生線(整理番号414)を統合して、起点を水戸市、終点を鹿島郡神栖町とする新たな主要地方道として水戸神栖線(整理番号67)が路線認定された。同時に県道茨城水戸線、県道城之内桃浦停車場線、県道芹沢麻生線、県道潮来麻生線も廃止された。翌1995年(平成7年)に、整理番号50へ変更されている。この当時のルートは、茨城町上石崎の警察学校前を通過する現在のルートは指定されておらず、茨城町長岡の国道6号(重複)から南下し、県道茨城鹿島線を重複して茨城町奥谷交差点を経由、県道大洗友部線を重複して茨城町海老沢の交差点へ至って現在の路線に接続するルートを辿っていた。国道6号の警察学校入口交差点から茨城町海老沢のルートを編入したのは、更にその翌年の1996年(平成8年)のことで、ほぼ現在の形となった。1999年(平成11年)以降、茨城県庁舎移転に伴い周辺道路である県庁南大通り等の茨城県庁舎へアクセスする道路が本路線へ編入されている。路線の大部分が対向2車線で、茨城県庁前と、潮来市 - 神栖市の旧水郷有料道路区間が、対向4車線(片側2車線)が確保されている。茨城町城之内から道なり南下すると、茨城県道110号鉾田茨城線となり、本路線はここで分岐して道幅が狭くなって鉾田市大和田の菅野谷交差点まで1.5車線の道路が続く。起点に近いJR常磐線の跨線橋である梅戸橋は、老朽化が著しく早期架け替えの為、まず暫定2車線にて重点的に整備が進められており、梅戸橋架け替え後は4車線化される予定である。また、2010年に編入されたバイパス(梅香下千波線)は、道路拡幅整備が進められている。通過する区間は、常陸台地(東茨城台地・行方台地)と河川低地及び利根川下流域低地にあり、沿線は主に田畑が広がる。河川の低地部が樹枝状に入り組む常陸台地特有の地形に道路があるので、茨城町から潮来市にかけて段丘部は高低差約15〜20m程の坂道の箇所が多い。水戸市内は、店舗や住宅、県庁を中心に行政・官庁施設が沿道に並ぶ。交差する道路の特記がないものは市道・町道。
出典:wikipedia
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