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ますむらひろし

ますむら ひろし(本名、増村 博、1952年(昭和27年)10月23日 - )は、日本の男性漫画家。山形県米沢市出身。山形県立米沢興譲館高等学校卒後、東京デザイナー学院卒業。デビュー当初から2015年現在に至るまで作風や表現方法は劇的に変化しているが、どの時代も一貫して言えるのは童話的或いは教訓的な作風である。作中に登場する動物は高い言語能力を持ちファッションや享楽を嗜好する等、地球の何処かに存在する架空の獣人種族として描かれている。(氏曰く、人間を他の動物よりも優れた種として描くのが好きになれず対等の存在にするために人間と同様に他の動物も進化した種として描いているらしい)をそのため一つの種族にスポットを当て、「その種族がどこで生まれたか?」や「どんな文明を築いているか?」を軸に話を構築していくためか、SF小説のような掘り下げ方で話を進行させていくパターンが多い。初期は愚かな人間に対して制裁を加える動物(化け猫に近い)の話が多く、氏の感性自体も人類の存在を否定的に捉えるような見方であった。絵柄の方も痩せ細ったような描き方で人間を描いており、全体的に暗い作風であった事が分かる。しかし時代が進むにつれ逆方向に作風が変化し、それまで弱く愚かな存在として描かれてきた人間が他の獣人種族と対等に扱われ、共存関係に至るまでの作風に発展した。良く言えばどんな時代でも色褪せない奇抜な魅力を持ち、悪く言えば癖が強すぎて万人に受け入れ難いセンスを持つ。美術全般に関してはアントニ・ガウディの影響が強く、異国情緒的な風景描写を好んで描くことから作品全体からはバンドデシネ的な雰囲気が感じられる。現在の作風は初期とは正反対の陰鬱さの余りない作風に変化しているが、どの作品も一貫して氏の厳しい社会批判が込められている。漫画の構成自体も独特で、小説のような静寂さと多くの真相は語らない読み手の想像に任せるストーリーが特徴的である。作中に登場する獣人種族達の多くは自由奔放であるが対する人間達は素朴かつ没個性的で、どちらも作者の二面性が現れていると思われる。悪く言えば保守的な感性だが、描きたい物に関しては全くブレがなく40年間で10作以上のオリジナルの連載を執筆する。彼の作品群の中核をなすものは、アタゴオルシリーズと呼ばれる、架空の世界を描いた一連の物語である。その世界は、現実世界の数倍から数十倍にも及ぶようなスケールを持つ植物が茂り、りんごの家や猫の目を持つ時計など、ファンタジックかつシュールな光景が住民たちの生活風景として描かれる一方、花火・かき氷・魚釣り・酒盛り・お祭り・梅雨の雨宿り…といった日本の事物・情緒が取り込まれており、自由な空想と日本人の日常が入り混じった独創的なものである。シリーズの主な舞台となる「ヨネザアド大陸」は彼の故郷、米沢市がモチーフであり、「アタゴオル」の名は、現住地である千葉県野田市の愛宕と故郷米沢市の愛宕山からの連想により生まれたものである。これらのネーミングは、彼の創作活動に多大な影響を与えた宮沢賢治が、その故郷岩手を元に、自らの内なる理想郷として「イーハトーブ」を創出した事に倣ったものである。なお、米沢市内ではアタゴオル・シリーズに登場する、「ヒデヨシ」などの画像が車体横に描かれたバスの運航や、猫の目時計の実物が設置され、野田市では壁画が制作された。2004年3月、デジタル・フロンティアが、「アタゴオル物語」を3Dアニメ映画化すると発表、2006年10月に『アタゴオルは猫の森』のタイトルで公開された。代表作は『アタゴオル物語』、『宮沢賢治童話集』など。ヨネザアド大陸のアタゴオルという架空の土地を舞台にした物語は、『ヨネザアド物語』(1975年)で舞台や人物を確立したのち、1976年発表の『影切り森の銀ハープ』に始まるファンタジー作品として人気を博した。この、等身大の猫と人間が不思議な自然の中に生きる、行いこそ悪いが愛すべき猫ヒデヨシとその友人達の物語は、その他のヨネザアドにまつわる作品も交えつつ、現在に至るまで発表され続けている。一方、宮沢賢治作品の漫画化では、原作に忠実でありながら登場人物を猫の姿で表現するなどした。この作品群に関するますむら自身の考察は、『イーハトーブ乱入記』(1998年)に詳しい。また、この業績により2001年、宮沢賢治学会よりイーハトーブ賞が贈られている。さらに、このますむら版を原案とした1985年公開の劇場用アニメ『銀河鉄道の夜』は、100万人を動員する作品となった。(括弧内初出年、掲載誌)

出典:wikipedia

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