ポンプ座 (Antlia) は、南天の星座の1つ。フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって1756年に設定された。他の新しい星座がそうであるように、明るい星がなく目立たない。ポンプ座には明るい星がない。この星座で最も明るい星は4等星。モチーフとなったポンプは、水を汲み上げるポンプではなく、科学実験において真空状態を作り出すための真空ポンプである。そのため英語名を the Air Pump ともいい、日本でも排気器座と呼ばれたこともあった 。1756年にラカーユは、南天の星座のない領域を埋めるために13の星座を設定した。そのうちの1つがこのポンプ座である。ラカーユの南天天球図には、フランスの発明家ドニ・パパンが1670年代前半に使用した単気筒式の旧式ポンプが描かれている。ドイツの天文学者ヨハン・ボーデの星図『ウラノグラフィア』には、パパンがパリからロンドンに渡ってボイルと共同で改良した二気筒式の真空ポンプが描かれている。なお、この星座の由来について、「アイルランドの物理学者ロバート・ボイルが、ドイツの物理学者オットー・フォン・ゲーリケの考案した真空ポンプを改良した記念として設定した」とする説明が流布されたこともあった。
出典:wikipedia
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