（パワー）は、 をベースとした、IBMのマイクロプロセッサ (CPU) のシリーズである。当初は32ビットであったが、 以降は64ビット化された。また派生製品に がある。2014年7月時点の最新版は である。特徴として、比較的低いクロックで性能を発揮できるため、同じ性能ならば消費電力や発熱量を抑えられ、また動作周波数を引き上げる事により更なる性能向上が容易である。このためIBMなどのスーパーコンピュータ、 ワークステーション、オフィスコンピュータなどで使用されている。 アーキテクチャの祖先として70年代の IBM 801、80年代の IBM RT-PC 用 プロセッサがあるが、 という名称が登場したのは1990年の が最初である。 は80万個のトランジスタを実装していた。は、2014年4月24日に発表された。は6、8、10、12コアの版があり、同時マルチスレッディングにより各コアで最大8つのスレッドを処理する、 後継プロセッサである。プロセッサーあたりのコア数は最大で1.5倍に増え、プロセッサー上に 96MB キャッシュを統合している。 アーキテクチャを元に、商用 システムに必要な整数演算性能に最適化されたプロセッサファミリーがRS64系列である。開発用コードネームは星にちなんだ名前または最後が「」か、それに似た音で終わる語が選ばれていたため「プロセッサ」とも呼ばれる。その名が示すように最初の実装からすべて64ビットであった。RS64（1997年発表）、RS64 Ⅱ（1998年発表）、RS64 Ⅲ（1999年発表）、RS64 Ⅳ（2001年発表）がある。RS64 Ⅳ では ファミリのプロセッサとしては初めてハードウェアマルチスレッディング機能を搭載した機種である。長らくRS/6000シリーズおよびその後継の 、AS/400シリーズおよび後継の の上位機種のプロセッサとして君臨したが、より高速な にその座を譲ることとなった。

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