長野電鉄1000系電車(ながのでんてつ1000けいでんしゃ)は、長野電鉄の特急形電車。老朽化した2000系の代替として、小田急電鉄で使用されていたロマンスカー10000形「HiSE」を、長野電鉄が無償で譲り受けた車両である。愛称は「ゆけむり」。4車体5台車の連接構造で、小田急時代は11車体12台車であったものから一部の中間車を抜き短編成化した。なお4両化時に余った中間車(7両×2)については、譲渡されずに小田急側で解体処分された。車体は小田急時代の塗装を踏襲するが、計画の変更により小田急時代に「ワインレッド」であった部分については長野電鉄の「赤」に変更されている。小田急時代に6号車に設置されていた冷房装置などのサービス機器に電力を供給する補助電源装置は2号車に設置された。これ以外にも、長野電鉄仕様として信州中野駅 - 湯田中駅間の急勾配に対応するための抑速ブレーキの改造(主抵抗器の増強)、降雪期に備えて耐雪ブレーキやドアレールヒーターが装備などが施工されているが、外観においては編成の短縮以外に小田急時代と大きく変わるところはない。全車禁煙。外観同様、車内設備もおおむね小田急時代を保っている。号車番号/設備他従来の長野線では、通常A特急に本形式を充当し、B特急(および間合い運用での普通列車)には2000系を充当した限定運用を行い、原則として特急の種別と使用車両は固定一致をしていた。しかし、2100系の運用開始を踏まえて実施された2011年2月13日のダイヤ改正から、A特急およびB特急の使用車両を限定しない運用に変更し、同時に運用間合いでの普通列車への充当も廃した。この結果、本形式としては従前同様に長野線全線のA特急に用いられるほか、B特急にも充当されることとなり、運用時間帯が拡大している。なお、B特急については同改正より信州中野以北の普通列車扱いが無くなったことから、本形式の乗車には従来同様に、原則として特急料金が必要である。
出典:wikipedia
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