株式会社白夜書房(びゃくやしょぼう、)は、日本の出版社。旧社名はセルフ出版。アイドル、芸能雑誌やパズル雑誌を中心とした趣味、エンターテインメント系の雑誌、書籍を編集、発行する出版社である。森下信太郎がビニール本の出版社「グリーン企画販売」を設立。1975年にアダルト出版社「セルフ出版」を創設。1976年に『写真時代』の元となる『月刊ニューセルフ』を発行。1977年に「白夜書房」創設。後にセルフ出版は白夜書房に吸収された。創設時は書籍部門を福田博人が、雑誌部門を末井昭が担当。福田は薔薇十字社出身で、初期の白夜書房が上野昂志『巷中有論』やイタロ・カルヴィーノ『蜘蛛の巣の小道』などシリアスな本を出していたのは福田の企画による。やがて雑誌部門が主流となり、昭和60年代くらいまでは、青年娯楽誌を多数発行するアダルト系出版社として知られていた。その後一般向け趣味娯楽誌のみへと路線変更、競馬・競輪などのギャンブル誌各種と『ダンスファン』『楽しい熱帯魚』『オーディション』『野球小僧』などギャンブル以外のジャンルも刊行する準大手出版社となる。かつての青年誌の代表作である『写真時代』は、サブカルチャー文化人が多数執筆したため、現在でもその価値は高い。写真時代は編集業界で名編集者として知られる末井昭の出世作でもある。当時も『写真時代』のような雑誌を作る傍ら、一方で音楽・映画・プロレスなど各種趣味娯楽の単行本も多く出しており、文化から本能までの幅広い刊行にはかつてファンも多かった。また、アダルト漫画・雑誌を刊行していたころ、大塚英志、小形克宏らが編集する漫画雑誌『漫画ブリッコ』も生まれた。かつてのアダルト・サブカルチャー部門等は旧少年出版社(現・コアマガジン)に移行し、2016年時点では現在は一般書のみの刊行を行っている。これは、「エロでビルが建つ」の悪評から逃れるためと一部では囁かれた。また同社および系列会社の雑誌広告代理店を運営する「宣伝ルーム」も子会社の一つである。かつては『パチンコ必勝ガイド』『パチスロ必勝ガイド』などのパチンコ・パチスロ関連誌も数多く発行していた。しかし、後述の不祥事の影響で2012年に白夜書房から分離された新会社・ガイドワークスへ移管したため、系列会社のコアマガジンともどもパチンコ・パチスロ関連誌からは撤退している。現在はギャンブル以外の趣味娯楽誌にくわえ、『BUBKA』、『BRODY』などのアイドル・芸能誌、『段位認定ナンバープレース252題』を始めとする段位認定ナンプレシリーズなどのパズル誌を多く刊行している。2012年2月、白夜書房の子会社・白夜プラネットが運営する携帯サイト・「カジパラ」で提供されているゲームが換金可能なシステムを用いて行われていたため、白夜書房社長の長男である同社の社長ら3人が常習賭博容疑で逮捕された。これに関連して、白夜書房が発行する『パチンコ必勝ガイド』『パチスロ必勝ガイド』などの発行が、2012年4月より休止された。その後、株式会社ガイドワークスが設立され、『パチンコ必勝ガイド』『パチスロ必勝ガイド』の他、コアマガジンから刊行の『パチンコオリジナル必勝術』などのパチンコ・パチスロ関連雑誌が新会社へ移管された。
出典:wikipedia
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