静岡県立大学は、静岡県内に設置されていた県立大学を統合し、1987年に発足した大学である。1916年に設立された静岡女子薬学校を源流とする静岡薬科大学、および、静岡女子大学、静岡女子短期大学の3大学が統合された。また、静岡市駿河区には静岡大学も所在しているが、静岡大学の英称は「Shizuoka University」であり、本学の英称「University of Shizuoka」と混同しないよう注意を要する。さらに、一部の案内標識等では、「Shizuoka Prefectural University」との表記も散見される。設置本部は、静岡県公立大学法人。なお、同法人は、小鹿キャンパスに静岡県立大学短期大学部も設置している。静岡県立大学は「県民の誇りとなる価値ある大学」 の実現のため、5つの条項からなる「大学の理念」を制定している。「大学の理念」の中では、弛みない発展、卓越した教育、学術性の高い研究、学生生活の質の重視、存在価値の向上、地域社会との協働、などの実現を掲げている。静岡県立大学は上記の理念の実現に向け、教育、研究、地域貢献、国際交流の4分野で「大学の目標」を定めている。この目標の達成に向け、学術的資源や人的資源を活用した体制の確立を目指すとしている。経営情報学部の就職率は全国トップ。1987年に開学した際、国際関係学部や経営情報学部を設置しているが、これらの学部の設置は日本の国公立大学としては初めてである。国際関係学部では特色ある国際関係学が教育、研究されている。国際関係学部、大学院国際関係学研究科での教育、研究のみならず、附置された「現代韓国朝鮮研究センター」でも研究がなされている。ここでは学部の垣根を越えて朝鮮半島問題について学際的に研究しており、研究者や研究成果がマスコミ等で取り上げられることも多い。同様の機関として、ヨーロッパを研究対象の中心に据えた「広域ヨーロッパ研究センター」や、グローバル教育を実施する「グローバル・スタディーズ研究センター」が設置されている。経営情報学部では、一般的な経営情報学部と異なり、経営学(経営に加え、会計、公共政策を含む)、情報学(情報処理、情報通信)だけでなく、数学(数理、モデル)も教育、研究している。経営情報学部、大学院経営情報イノベーション研究科に附置された「地域経営研究センター」や「医療経営研究センター」およびサテライトキャンパスでの社会人教育などに力を入れている。また、日本の公立大学としては初めて研究院・学府制度を導入することを決めた。2012年に、大学院の薬学研究科と生活健康科学研究科の2研究科を統合し、教育部門を薬食生命科学総合学府として1学府に集約し、研究部門を薬学研究院と食品栄養環境科学研究院の2研究院に再編する。静岡県立大学は、静岡薬科大学、静岡女子大学、静岡女子短期大学の3大学を改組・統合し、1987年に発足した大学である。2007年4月には、設置者が「静岡県」から「静岡県公立大学法人」に変更された。2012年4月には、財団法人静岡総合研究機構の機能を継承・統合した。校章は、富士山と羽ばたく若鳥をイメージしている。校歌は、小川国夫作詞、三善晃作曲の『わが夢を超えて』があり、入学式などの行事の際、コーラス部部員等によって歌われる。21世紀COEプログラムとして、1件のプロジェクトが採択されている。グローバルCOEプログラムとして、1件のプロジェクトが採択されている。都市エリア産学官連携促進事業として、2件のプロジェクトが採択されている。産学官連携戦略展開事業として、1件のプロジェクトが採択されている。社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラムとして、2件のプロジェクトが採択されている。大学教育推進プログラムとして、2件のプロジェクトが採択されている。戦略的大学連携支援事業として、2件のプロジェクトが採択されている。谷田キャンパスの学園祭は「剣祭」と呼ばれている。学園祭の名称は、近隣にある草薙神社に対し日本武尊が「草薙剣」を奉った故事から採られている。剣祭は、「剣祭実行委員会」と呼ばれる学内の団体によって企画・運営がなされている。小鹿キャンパスの学園祭は「橘花祭」と呼ばれている。谷田キャンパス内にはツツジが多く植えられている。これはツツジが静岡県の県木であることに因む。ツツジが開花する季節になるとキャンパス内で一斉に咲く。キャンパス内にはサクラも多く植えられており、キャンパス内の芝生園地は桜の名所としても知られている。また、鈴木梅太郎の胸像や顕彰碑が建立されている。静岡県出身でビタミンB1を発見した文化勲章受章者の鈴木の功績を称えるためである。附属図書館には、写真家の岡村昭彦を顕彰する岡村文庫が併設されている。谷田キャンパスの設計は、日本大学理工学部教授小林美夫が主宰する「株式会社アトリエ・K」と株式会社日本総合建築事務所の作品が採用された。校舎は全てレンガ造りを採用し、ナヴォーナ広場を模した広場を中心に、校舎群が左右対称に立ち並んでいる。レンガが使用されたのは、時が経つにつれ建築物の表情に味わいが出るためとされる。構内の設計・建築に対する評価は高く、社団法人建築業協会から第32回BCS賞を授与されている。また、映画やコマーシャルメッセージなどのロケ地としても使用されている。在学生同士が婚姻した際、キャンパス内で結婚式が行われたことがある。レンガ造りのキャンパス内に赤絨毯を敷き、モニュメント前の広場にて挙式された。様式は人前式である。なお、通常の列席者に混じり教職員も参加し学長が立会人を務めるなど、大学当局公認で行われた。主に短期大学部の講義や実習に使用されている。設置者である静岡県公立大学法人の本部、事務局も置かれている。主に短期大学部の講義や実習に使用されていた。静岡県により浜松市に静岡文化芸術大学が設置され、同時に静岡県立大学短期大学部浜松校(文化教養学科、食品栄養学科)が廃止された。短期大学部浜松校附属図書館の蔵書は静岡文化芸術大学に引き継がれ、浜松キャンパスの敷地と校舎は浜松学院大学が居抜きで使用している。主に薬学部や大学院薬学研究科の実習に使用されている。静岡県立総合病院(葵区北安東四丁目)の敷地内に設置されており、同院と協力して医療薬学関連の臨床実習などが行われている。薬学部の一部の研究室を谷田キャンパスから北安東教育・研究センターに移転させる計画が進んでおり、2008年度に臨床系の研究室が移設されることになっている。
出典:wikipedia
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