能登川駅(のとがわえき)は、滋賀県東近江市林町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「琵琶湖線」の愛称区間に含まれている。2006年(平成18年)1月1日に神崎郡能登川町が編入合併で東近江市となり、東近江市内で唯一のJRの駅となった。東近江市内の14駅中で最も乗車人員が多い。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。2003年(平成15年)に改築された駅舎は、旧・能登川町のシンボル、水車をモチーフとしたものになっている水車が有名な能登川だが、かつては駅のプラットホームに給水塔があり、蒸気機関車の給水駅であった。直営駅(彦根駅の被管理駅)。2003年(平成15年)11月1日にIC乗車カード「ICOCA」の供用を開始した。トイレは改札外のみ。上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。線路の構成はとなっている。上り向きは緩急接続ができる構造で、3番のりばでは平日は3本、土曜・休日は1本、新快速との相互接続を行う普通電車が設定されている。それ以外の米原方面行きの上り列車の停車には2番のりばが使われる。ラッシュ時を除き、日中時間帯は1時間あたり4本が停車する。。「滋賀県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。東口周辺は戦前から続く商店街であり、再開発も一部に留まっているため、ロータリーや道幅は狭い。現在の西口周辺にはかつて日清紡能登川工場が海外への生産拠点の移転によって2001年(平成15年)に閉鎖されることになり、跡地は当時の能登川町の街づくりに合わせて再活用されることになった。2003年(平成15年)3月に橋上駅化して西口広場お完成させ、駅西の土地区画整理事業も完成した。当初、この駅は現在の位置より1kmほど京都寄りの能登川村(後に八条村を経て再び能登川村、現在の東近江市能登川町)に開設される予定で、駅名も村名から「能登川」と決まった。しかし、能登川村付近は軟弱な地質であることが計画段階で分かったため、位置が変更されることになった。その際、八幡村大字垣見(現在の東近江市垣見町)の地主が土地の無償提供を申し出たため、八幡村大字垣見と五峰村大字林(現在の東近江市林町)の境界に跨る現在の位置に駅の開設が決まった。しかし、駅名を巡って五峰村と八幡村で争いが起こることを避けるため、当初の予定地であり、当時琵琶湖につながる港町として比較的知名度の高かった「能登川」がそのまま駅名に採用された元は桑畑が広がる土地であったが、能登川駅前は周辺地域の玄関口・中心市街地・商店街として発展し、「能登川」は本来の能登川村よりも能登川駅周辺の地域名として浸透。1942年に五峰村・八幡村・能登川村を含む周辺5村が合併した際、駅名から「能登川町」と命名され、駅名と自治体名が一致することとなった。1889年(明治22年)7月1日に米原、彦根、八幡(現 近江八幡)、草津と同時に開業した歴史を持ち、日本旅行協会発行『汽車時間表』(昭和9年12月号)を見ると、2等寝台車と食堂車を連結した東京発大阪行37列車の停車駅だった。この列車の名古屋からの停車駅は、尾張一ノ宮、岐阜、大垣、米原、彦根、能登川、近江八幡、草津、大津、京都、大阪のみで、後の準急や急行並みの停車駅だった。辻良樹『関西鉄道考古学探見』JTBパブリッシング 2007年発行。
出典:wikipedia
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