火病(ひびょう、かびょう、ファッピョン、)もしくは鬱火病(うっかびょう、うつひびょう、ウルファッピョン/ウラッピョン、)は、文化依存症候群(文化結合症候群)のうち、朝鮮民族特有の精神疾患と指摘されている病気である。2015年1月27日の就職ポータル「Career」の調査によると、韓国の会社員の90.18%が職場で火病の経験があると答えたとされている。火病または鬱火病は、怒りの抑制を繰り返すことで、ストレス障害を起こす精神疾患を指す。現行の『精神障害の診断と統計マニュアルⅤ』には記載がない。アメリカ精神医学会は、火病を「朝鮮民族特有の文化依存症候群の一つ」として扱い、『精神障害の診断と統計マニュアルⅣ』の付録である、文化に結びついた症候群に記載が見られる。かつては患者の80%が女性だったが、近年は男性の患者も増加傾向にある。2012年現在、韓国の小・中・高校生648万人のうち105万人(16.2%)は、うつ病の兆候や暴力的な傾向を示す「要関心群」で、そのうち22万人は、すぐに専門家の診断や治療を受けるべき「要注意群」であることが分かっている。英語表記はHwabyungであるが、Hwapyungと紹介されている場合もある。現在韓国で行われているローマ字表記(文化観光部2000年式)では「」は「Hwabyeong」である(なお、旧方式(マッキューン=ライシャワー式、北朝鮮では現在も使用)では「Hwapyŏng」となる)。これは、ハングルにおける綴りはまたはであるが、実際の韓国語の発音が(文化観光部2000年式:Hwappyeong、マッキューン=ライシャワー式:Hwappyŏng)であり、韓国語表記自体が実際の発音と表記にズレがある事と、ローマ字表記法の統一が普及していない事によるものである。日本語の表記としては、誤読によるものながら「ファビョン」が一般化しているが、「ファッピョン」がより現地音に近い。火病という用語は、中国明時代の漢方医・張介賓が使用したもので、李氏朝鮮時代に朝鮮半島に伝わった。特に韓国における民俗的症候群で、英語ではanger syndrome(憤怒症候群)に当たる。火病とは、抑鬱した感情を発散せず、抑制した中で起こる神経性的な火(鬱火)によって現れる全ての症状を指す。この感情には、怒(怒り)、喜(喜び)、思(思慮)、憂(憂い)、悲(悲しみ)、恐(恐れ)、驚(驚き)の7つの感情(七情)があり、必ずしも「怒る」ことだけによって発病するものではないとされている。日本語のインターネット掲示板、特に2ちゃんねる上では、一種の癇癪(かんしゃく)やヒステリーを表すスラング的な意味合いとして「火病」が使われている。議論で反論に窮した場合などに冷静さを失って感情的になるという意味や、韓国人や朝鮮人を揶揄する目的で使われる事が多い。ファビョンや、動詞化してファビる、ファビョる、ファビョってるとも言われる。国内の大手メディアでは、2009年7月31日、産経新聞記事で「【全英女子OP】大たたきで火病? 姜秀衍、署名拒否で失格」との見出しで使用例が確認されている。マンガ 嫌韓流では、火病の症状として韓国人が「グワババババババ」と声を上げて発狂する場面が登場する。DSM-IV(『精神障害の診断と統計マニュアル』)には、「付録I 文化に結びついた症候群の文化的定式化と用語集の概説」の中の一項目として、火病が取り上げられている。この用語集には、北米の臨床場面で遭遇する可能性があり、最もよく研究されている文化に結びついた症候群や苦痛の慣用句のいくつかを挙げてある。hwa-byung(wool-hwa-byungとしても知られている)"憤怒(ふんぬ/恐怖)症候群"
韓国の民族的症候群で、英語には"anger syndrome"と文字通りに訳されており、怒りの抑制によるとされている。症状として は、不眠、疲労、パニック、切迫した死への恐怖、不快感情、消化不良、食欲不振、呼吸困難、動悸、全身の疼痛、心窩部に塊がある感覚などを呈する。と述べられている。なおhwa-byungは「火病」wool-hwa-byungは「鬱火病」に相当する。
出典:wikipedia
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