Finale(フィナーレ)は、アメリカ合衆国のCoda社(現MakeMusic)によって開発された楽譜作成ソフトウェア。初期はMacintoshのためのソフトウェアであり、後のバージョンでMac OSと呼ばれるようになるオペレーティングシステム上で動作していた。現行バージョンはWindowsおよびOS X上で動作する。日本語化および日本への輸入、販売はかつてイーフロンティアが行っていたが、2011年12月1日からエムアイセブンジャパンによって行われている。アマチュアからプロまで広く使用されている製品である。2004以降のバージョンではより人間に近い再生が可能なヒューマンプレイバック機能 ("Human Playback") を備えたソフトウェア・シンセサイザーによるPCM形式での出力をサポートしている。さらに、Finaleでは2006よりGarritanインストゥルメントが付属し、よりリアルな再生が可能となった。楽譜の入力方法としては、マウスやキーボードのほかMIDI機器からの入力に対応し、また2001のバージョンよりMIDISCANという画像ファイル認識機能(OCRに似た機能)を搭載、2003でSmartScore Liteに名を変えた。2005以降のWindows版では直接イメージスキャナからの読み込みができるようになった。MusicXMLの読み込みにも対応。ファイルの保存は独自の形式のほか、MusicXML形式への出力も可能。また2012年現在、TIFF・EPS・JPEG・PNG・PDFに対応している。一方、バージョン間の互換性は悪く、ファイルを保存したバージョンより古いバージョンで開けないのはもちろん、通常の方法では旧形式で保存するもできない。新バージョンで開くことはできるが、新旧の組み合わせによってはレイアウトが狂うことがあった。初期のバージョンから、従来のコンピュータを用いない方法で出版された楽譜と同じような楽譜イメージを出力することができるよう、プリントアウトの完成度の高さに重点が置かれていた。そのためか特に初期のバージョンにあっては、音符の入力にいくつもの方法が提供されている一方で、さまざまな編集操作において、Macintoshのソフトウェアには珍しく直感的でない操作を必要とする作業が多かった。また、1990年代半ばまでのバージョンではマルチバイト文字に対応しておらず、日本語の入力に特殊な操作を必要としていた。Finaleの簡易バージョンが提供されている。簡易バージョンとはいえ、変奏曲程度であればFinale NotePadで作曲可能である。Finale各製品よりも使いやすいと主張するFinale NotePadファンもいる。というのは、Finaleフルバージョンは簡略版に比べて機能が突出して多いために作業パレットの数や各メニューの配列も細かくなっており、単に音符を打ち込む上においての使いやすさ、作業のしやすさの面では必ずしも優れているとはいえない側面があるためである。"(いずれもバージョン2010現在での記述である)"各簡易バージョンはフルバージョンに比べて廉価であるが、それぞれフルバージョンに機能制限をかけた形で提供されている。それは楽譜を記述したり、演奏する上での制約であり、単にファイルを読み込んで表示、印刷するだけならば特に問題はない。以下に制約の一例を挙げる。簡易バージョンを購入する場合はこれらの制約に留意する必要がある。なお、これらの簡易バージョンで飽き足りなくなった場合はより上位のバージョン(NotepadからPrintMusicやFinale)にトレードアップすることは可能である。以下、単にFinaleという場合はFinaleフルバージョンを指す。
出典:wikipedia
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