北千里駅(きたせんりえき)は、大阪府吹田市古江台にある、阪急電鉄千里線の駅。駅番号はHK-95。同線の終着駅で、千里ニュータウンの北の玄関口でもある。1967年(昭和42年)の開業と同時に、日本では初めてとなる自動改札機(オムロン、旧・立石電機製)が設置された。当初は定期券用と普通乗車券用とで改札の方式が異なり、定期券はパンチカード方式、普通乗車券は磁気券(バーコード)方式を採用していた。その後定期券も磁気券方式を採用し、1972年(昭和47年)には定期券・普通乗車券共用の自動改札機に更新されている。2007年(平成19年)11月27日には、鉄道向け自動改札システムの開発・実用化に関して、電気・電子・情報・通信分野における世界最大の学会であるIEEE(アメリカ電気電子学会)より『IEEEマイルストーン』に認定され、阪急は同システムを共同で研究・開発してきた、大阪大学・オムロン・近畿日本鉄道とともにこれを受賞した。当駅の改札口付近には、その受賞を記念した銘板が設置されている。相対式2面2線のホームを有する高架駅。盛土の軌道の延長上に線路とホームがあるため、改札口やコンコースはホームよりも下層にあり、周辺には各種商店が入居している。終着駅にもかかわらずホームが頭端式でないのは、1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会(大阪万博)への対応として行った増便により、留置線を追加したという経緯の名残である。それ以前は一般的な頭端式で、2つのホームは車止めの先でも相互に行き来できた。この留置線は、千里ニュータウンのさらに北(箕面市東部)にあり阪急グループが開発した粟生団地や間谷住宅方面への延伸を見据えたものでもあった。箕面市今宮方面へは線路用地としての土地も確保されていた。阪急は千里山線(当時)の千里山駅と箕面線の桜井駅を結ぶ「千里山延長線」の事業免許を取得していたが、1972年(昭和47年)12月に免許を返上・廃止となり、空地も多くの箇所で転用されている。両ホーム共に、発車直前には電子ベルが鳴らされる。なお、早朝・深夜に設定されている淡路駅止まりの区間便はどちらのホームからも発車する。また、深夜に1本設定されている天神橋筋六丁目行きは1号線より発車する。また、淡路駅より先の各駅へは直通列車に乗車できなくても、淡路駅で普通同士の対面接続により、同駅での乗り換えで目的の方向へ行けるように便宜が図られている。2014年(平成26年)度の特定日における1日の乗降人員は27,849人である。千里線では関大前駅の次に多く、関西大学等の学校への通学客が多い同駅に対して、当駅では大阪大学や千里金蘭大学、金蘭千里高等学校・中学校、大阪府立北千里高等学校等の大阪府立高校を始めとした徒歩通学圏の学生や当駅に発着するスクールバスを利用する学生の乗降が多い。また、大阪市内方面へと向かう箕面市東部や彩都などの郊外の住民も多い。各年度の特定日における1日の乗車・乗降人員数は下表のとおり。駅前の「北千里」停留所(バスターミナル)に阪急バスが乗り入れ、郊外各地へと向かう路線を運行している。路線が多方面に分散していることから、系統番号に加え色でも区別されている(方向幕や路線図等で使用)。なお、その他にも千里金蘭大学の通学バスや吹田市福祉巡回バス、主要な施設へのシャトルバスもバスターミナルに乗り入れている。
出典:wikipedia
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