うけ とは日本語の単語で、様々な意味を持つ。他者から好意的な評価を得ることを、受けるという。よい天気のことを単に「天気だ」というように、略されているという捉え方もできる。この語の使用には、「大局的でない」というニュアンスを読み取ることもできる。徒手・武器を問わず戦闘技法における受けとは、対戦相手の攻撃を腕やその他の手段によって打ち止め、頭部・胴部など重要器官を含む部位にあたり損傷がおよばないように防御する方法を指す。ある方向の攻撃に対してこの方法で受ける、といった形は、人間の手足の数が決まっている以上一定のものであり、それが確実に行えるように反復練習が行われる。日本において型を用いて形稽古や演武を行う古武道などにおいては、上記の格闘の「受け」以外にもこの語が用いられる。特に柔術においては「捕り(取り)」と「受け」がセットで、平易に説明すれば技を掛ける主体が捕りであり、客体が受けである。投げられて受け身をとるから受け、というのではなく、投げ技のない場合にもこの語は用いられる。役割を固定することにより、技のかたちと動作を確実に覚えるための修練方法であり、また同時にその思想性も受けと捕りの動きの中に込められている武道も見られる。剣術・剣道においては、打太刀がおおむねこれに当たる。保証すること。身元保証人のことを請け人というように、人などを責任をもってひきうけることを、請の字をもってウケという。「芸者の身請け」などもこの中に分類される。陰陽道において、人生に良いことが続く7年間。「ウケに入る」という古い言い回しは、「受け」、「請け」とは違う。これは有卦と書き、陰陽道において人生に吉事が続く7年間を言い、逆に凶事が続く5年間を無卦(むけ)と言う。有卦に入ると、近隣や縁者を招いて有卦振る舞いと呼ばれる宴会を催す風習があった。また、有卦船と呼ばれる縁起物は、宝船になぞらえて、頭文字に「ふ」(福に通ずる)のつく菓子を7種類載せたものであり、有卦絵はやはり「ふ」のつくもの(富士山など)を描いた縁起物である。「筌」(うけ)は、水中に沈めて魚や水底動物を捕らえるための漁具の一種。竹や木材などを使って、魚などが入りやすく、出にくい構造に作った籠。大きさや形状は捉える対象に合わせて多岐にわたる。地方名に、「もんどり」、「せーど」、「ふせご」などがあり、また、捉える対象を示した、「うなぎかご」、「うつぼ取り」などの名前も使われている。アイヌ語では「ラオマプ」と呼ぶ。
出典:wikipedia
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