『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』は、2006年12月28日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。ゲーム中に登場するモンスターを育成するRPGであるドラゴンクエストモンスターズシリーズの第4作。タイトルロゴには暗めの色が多用され、従来のデザインの "DRAGON QUEST" ロゴではなく、略称の "DQM" が大きく書かれたロゴとなり、スピンオフ企画の要素を強く打ち出している。前作とは違い、シナリオ&ゲームデザイン/ゼネラルプロデューサーに堀井雄二を起用し、キャラクター・デザイン鳥山明、音楽すぎやまこういちと、久々のドラゴンクエストシリーズの"黄金トリオ"での製作となっており、堀井によると本作での手応え(携帯機でも十分に楽しめる完成度、PlayStation 2より少ない開発費と開発期間)が、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』をニンテンドーDSで製作する事の決め手になったという。出荷本数は前作の60万本の3倍以上となる190万本を記録している(2009年9月末時点)。本作より、呪文の系統や種類が大幅に整理されており、属性の変更や新たな魔法が多数投入されたと同時に、ドラゴンクエスト第1作から存在したギラ系や、ゲームボーイ時代にバランスを指摘されたビッグバン、パルプンテなどが削除されている(呪文についての詳細はドラゴンクエストシリーズの呪文体系を参照)。また、本作からドラゴンクエストシリーズで初めてインターネット対応をした初めての作品である。2007年2月1日から2月14日の期間で、すれちがいバトル特別データとしてDSステーションとのすれちがい通信で「レオパルド」「トロデ」などの隠しモンスターが入手できるサービスを展開した。TGS2007にて「日本ゲーム大賞2007」の優秀賞に選ばれた。2010年4月28日には、続編である『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』が発売された。ゲーム画面は移動画面・戦闘画面とも、『ドラゴンクエストVIII』と同様に、トゥーンレンダリングを用いた完全3D表現となっている。エンカウント方式は従来の作品(マップ上で敵の姿が見えないランダムエンカウント方式)と異なり、フィールド上に見えているモンスターの姿に接触すると戦闘が始まるシンボルエンカウント方式が採用されている。また、昼/夜の時間の流れも取り入れられている。ただし、本編ストーリー自体は他のシリーズに比べ短く、登場モンスターも全210種となっている。なお、本作はシリーズ史上初めて、冒険途中のデータを格納するファイルの名前を『冒険の書』と呼ばずにそのまま『セーブ』としたタイトルでもある。本作ではモンスターごとに成長限界が設定されており、決められたステータス以上は上昇しなくなる(種、木の実を使っても)。スキルによる能力アップなら上限を超えることができるが、999以上にはならない。種族固有の特殊能力。特定の種類の技の威力を上昇させたり、会心の一撃が出やすくなるなど効果は様々。配合で別の種族に受け継がせることはできない。種族固有の特技の効きやすさ。これまでのシリーズでは隠しステータスのような扱いだったが、本作からはステータス画面でモンスターの耐性を確認できるようになった。「○○に よわい」の場合、属性攻撃で大ダメージを受け、状態異常にかかりやすくなるが、軽減、半減と耐性が上がるにつれ、対応する属性の技が効きづらくなる。本作では主人公の持つ「スカウトリング」を使ってモンスターを仲間にするシステムである。スカウトリングの力を仲間モンスターたちに宿し、「スカウトアタック」を使用することにより、相手のモンスターをスカウトして仲間にすることができる。自分のモンスターが強いほど相手のモンスターが仲間になりやすい。『ドラゴンクエストVIII』と同様、仲間のレベルアップ時に得られる「スキルポイント」を、モンスターの持ついくつかのスキルに振り分けることで、成長の方向を変えることができる。(→ドラゴンクエストVIII スキル)また、配合で両親のスキルを子供に受け継がせることができ、特定のスキルを極めている場合、新たなスキルが生成されることもある。スキルを習得できるアイテムも存在する。モンスターのパーティは、他のドラゴンクエストモンスターズ作品と同様に最大3匹であるが、本作では戦闘に参加させる3匹の他に、控えのモンスターとしてもう3匹をスタンバイさせておくことができる。スタンバイしたモンスターとは移動中に入れ替える事ができる。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』や『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』と同様、2匹のモンスター(レベル10以上のみ)を配合するシステムが搭載されている。本作では配合結果が1組あたり最大3パターン存在し、その中から好きな配合結果をプレイヤーが選択することができる。更に第3の性別「万能」が登場し、オス、メスどちらの性別とも配合できるが、万能同士で配合することができない。通常の配合と異なり、2つ前の世代が孫の種族を決定する配合。例えば、スライム同士の配合では通常はスライムが生まれるが、祖父母の代がスライム4匹ならキングスライムが生まれる。神獣を親にする配合。相手の系統とランク、ゲームの進行状況に応じた神獣が生まれる。子供の性別は必ず万能になり、配合に役立つ杖の効果は無視される。配信限定のあるモンスターを配合すると、特殊な神獣が生まれる。本作でも他プレイヤーとの対戦が可能。本作では次の3つの対戦形式が用意されている。2011年1月28日に本サービスを2011年3月31日をもって終了することが告知され、2011年3月31日24:00をもってサービスは終了された。7つの島から構成される「グランプール諸島」が舞台となる。基本的な世界観は従来のドラゴンクエストシリーズ作品と変わらないが、島から島への移動手段として水上バイクが登場したり、デパートやATMが存在するなど、一部では従来の中世ヨーロッパをイメージしたドラゴンクエストとは異なる近未来的な雰囲気も醸し出されている。今回、ギラ系は存在しない(『2』で復活している)。
出典:wikipedia
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