ジョン・クリーズ(John Cleese, 1939年10月27日 - )は、イギリスのコメディアン、喜劇俳優。イギリスを代表するコメディー・グループモンティ・パイソンのメンバー。イングランド・サマセット州にて、すでに40歳をこえた両親の一人息子として生まれる。12歳のころにすでに182cmの長身であったクリーズは、学校では常にからかいの対象であり、「人を笑わせる」ことはそれから身を護り自分が孤立するのを回避するための手段であったという。クリフトン・カレッジを卒業後、2年間教員として働いて学費をため、ケンブリッジ大学のダウニング・カレッジに入学。法学を専攻するかたわら、大学のコメディ・グループ(ケンブリッジ・フットライツ・レヴュー)に積極的に参加、「ケンブリッジ・サーカス」のウエストエンド公園の成功などに多大な貢献をしていた。グレアム・チャップマンとはそこで出会っている。大学卒業後は弁護士として活動するも、法律事務所での仕事をあっさりと捨て、BBCでのコメディー番組の制作に参加するようになる。『ザ・フロスト・レポート』などの番組に参加後、『アット・ラスト・ザ・1948・ショー』や『ハウ・トゥー・イリテイト・ピープル』、ラジオ番組『アイム・ソーリー、アイル・リード・ザット・アゲイン』等ではメインライター及び役者として活躍、知名度を上げていった。その後他の5人のメンバーと共にコメディー・グループ『モンティ・パイソン』を結成する。元々の姓は「チーズ(Cheese)」だったが、父親が戦争に出征する時に改姓したという。Cleeseという姓はイギリスでも珍しい。モンティ・パイソンの一員としてテレビシリーズ『空飛ぶモンティ・パイソン』に出演し、グレアム・チャップマンとコンビでスケッチを執筆、大いに人気を博す。代表的な出演スケッチに「バカ歩き省」「死んだオウム」「アホウドリ売り」「チーズ・ショップ」「デニス・ムーア」などがある。演技としては激しくコミカルな怒りの表現や、正反対に無表情で理屈っぽいものが多い。また、ヒトラーの物まねも名物ネタで、何度も演じている。大学では法学を専攻していたことから、弁護士や会計士の登場する作品も多数ある。テレビシリーズの第4シリーズには参加しなかったが、シリーズ終了後に制作された映画には参加、数々のクセのある役で出演した。彼はグループ内でも代表的な存在だったが、『空飛ぶモンティ・パイソン』の第3シリーズ後、その活動に喜劇表現の限界を感じて(テリー・ジョーンズとの確執とも言われる)降板。一本(30分)の脚本を書くのに2か月を費やしたというBBCのテレビシリーズ『フォルティ・タワーズ』で、実際の妻であったコニー・ブース(現在は離婚)と共に演出・主演し、再び人気を誇った。また、脚本・主演を担当し、マイケル・ペイリンも出演し、ほぼ同じスタッフで制作したコメディ映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』『危険な動物たち』も、クリーズのキャラクターが生きたヒット作となった。最近ではコメディ作品以外の映画、ドラマ出演も多く、『ハリー・ポッター』や『地球が静止する日』などで、脇役ながらも健在ぶりを見せており、比較的マイペースに仕事をしている。アクション映画『007』シリーズにも出演しており、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』ではR役、『007 ダイ・アナザー・デイ』ではQ役を演じている。また、アニメ映画での声の出演も多く、『シュレック』シリーズや『くまのプーさん』などで活躍している。私生活ではコニー・ブースをはじめ、ライブで知り合った女優バーバラ・トレンサム(次女のカミラが生まれている)、精神分析医のアリス・フェイ・アイケルバーガーという3人のアメリカ人との結婚、離婚を繰り返したのち、2012年には31歳年下のジェニファー・ウェイドと結婚した。コニー・ブースとの間に生まれた長女は『メン・イン・ブラック』などで知られる脚本家エド・ソロモンと結婚している。また、自由民主党の熱心な支持者として知られている。専属の声優は決められておらず作品によってバラバラだが、モンティ・パイソン作品ではほぼ一貫して納谷悟朗が担当している。以下に各作品での担当声優を列記する。
出典:wikipedia
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