セイントフォー(Saint Four)とは、加瀬邦彦が音楽プロデュースをしていた80年代のアイドルグループである。1982年「あなたもスターに!」というプロダクションのダイレクトメールに応募して、約3万人の中から選ばれた4人。結成当初は岩間、鈴木、他2名による通称「四人組」としてレッスンをスタートしたが、他2名がグループ活動を辞退したため、浜田、板谷が加入しオリジナルメンバーとしてデビューを果たした。デビュー当初は板谷・浜田・鈴木・岩間(立ち位置順)で構成され、後に板谷に替わっていわお潤が加入した。曲間にバック宙をするなど、アクロバティックなパフォーマンスが話題になった。しかし、所属事務所の日芸とレコード会社リバスター音産との間で発生した契約上のトラブルに巻き込まれ、4枚目のシングルを発表した後は新曲が発売できない状態が続き、デビューから2年2か月後、本人たちの意思という形で解散した。1985年、同グループの振付師である一の宮はじめが主宰したミュージカル『フィナーレには花束を…』に出演。同年、西ドイツの音楽番組に日本人の歌手を代表して「不思議Tokyoシンデレラ」と「ロマンチックの向こう側(2ndアルバム収録曲)」の2曲を披露した。少年サンデー連載『炎の転校生』第8巻では著者の島本和彦が当時、彼女達に熱を上げていたことから「戦闘フォー」というキャラクターが登場している。また、ビデオ『FIRE KISS〜シークレット・メッセージ〜』には、彼の描き下ろしブックが予約特典として配布された。1987年、東宝が救済にたって、再出発に向けて準備をしていた映画『やるときゃやるぜ!!〜COME BACK HERO〜』の公開、テレビ放映、ビデオ発売を表明し実現した。このことを受けて岩間は「セイントフォーは不滅です!」と、涙ながらに語った。また、解散直後に日本テレビ「酒井広のうわさのスタジオ」にて、浜田と鈴木の二人が解散の経緯についてインタビューに答えている。セイントフォー解散後、浜田範子・鈴木幸恵はロック系ボーカルデュオ「ピンクジャガー」として再デビュー。解散後、浜田は濱田のり子としてセクシー系の女優として活躍。岩間沙織も現在は女優として活動している。いわお潤は本名の岩男潤子に芸名を戻して、主に声優として活動するようになった。2013年3月17日、当グループのデビュー曲を作曲したザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦が運営する東京・ケネディーハウス銀座にて、当グループのボーカルレッスンの指導と楽曲提供をしていた上田司のバースデーライブにゲストとして、一日限りで濱田・岩間・鈴木の3人が解散以来初のステージライブを26年振りに披露。濱田のオフィシャルブログでの告知から広がり、チケットは完売、ライブは大成功となった。2013年11月3日、東京・ケネディーハウス銀座にて濱田・岩間・鈴木の3人でのワンマン〜復活ライブ!!〜が正式決定。同年10月29日、日刊スポーツに復活ライブの記事が掲載。11月3日のライブ以降、今後は3か月おきに定期的にライブを開催する事が報告されている。しかし板谷祐三子とは連絡がつかないことが2015年4月10日放送のTBS「爆報! THE フライデー」にて公表された。2015年12月、爆報! THE フライデー(TBS)に、解散以来28年振りに岩間、濱田、鈴木の三人が揃ってテレビ出演をした。過去に濱田・鈴木へインタビューを行っているプロインタビュアーの吉田豪は、セイントフォーは事務所による「オーディション詐欺」であったと断じている。無差別にダイレクトメールを送り、応募してきた者から30〜40万円の登録料を取るというもので、月3万円の給料も未払いだったという。彼女たちの主演映画「ザ・オーディション」も、セイントフォーの妹分を募集して同様に登録料を取るためのもので、それに応募して追加メンバーになった岩男は彼女の知らない間に両親がさらに大金を支払っていたという。事務所の方針により、グループのマンネリ化を防ぐため結成から2年ごとにリーダーを変えていく方針だった。デビュー直後に出演した『ザ・トップテン』(日本テレビ)の「もうすぐトップテン」というコーナーでは、結成当時から「え〜」「うっそ〜」「やだ〜」などのいわゆる「ぶりっ子言葉」を使ったら1回100円の罰金という決まりがあり、結構貯まっていると浜田が語った。このとき浜田は、緊張のあまりため息をつきながらのコメントに、司会の堺正章に「あんた、一言一言しゃべるたびに疲れるんですか?」と、突っ込まれていた。1985年1月5日、『オレたちひょうきん族』の「ひょうきんベストテン」(フジテレビ)に出演した。コーナー司会の山村美智子(当時フジテレビアナウンサー)から「TOKYO不思議シンデレラ」と誤って紹介されて登場した。冒頭では、覇気がない言動のためか、島田紳助を相当困惑させていた。肝心の歌の部分は「西川のりお扮するレオタードオバQ(他は書き割り)とヒップアップ&コント赤信号の相撲ダンサーズ」のコラボレーションで終わっている。また板谷も、本番中に西川のりおからセクハラを受け、終盤にはとうとう泣き出してしまうというハプニングがあった。なお、当コーナーへの出演は、この回だけだった。2004年7月には、アニメ『爆裂天使』(ビクターエンタテインメント)のイメージ・ソングとして声優陣の渡辺明乃・豊口めぐみ・高橋美佳子・田中理恵ら四人による、当グループのデビュー曲「不思議Tokyoシンデレラ」をカヴァーした。カップリングにも「太陽を抱きしめろ」が同じくカヴァーされた。2010年9月、テレビアニメ『そらのおとしものf(フォルテ)』からの青春歌謡ユニット「ソラの少女TAI♪」(日本コロムビア)が配信限定で「不思議Tokyoシンデレラ」をカヴァーした。その後CD化され『そらのおとしものfプレゼンツ そらの少女TAI♪』に収録されている。2011年1月から、新潟県を中心に活動しているローカルアイドル「RYUTist」(りゅーてぃすと)が、「不思議Tokyoシンデレラ」をカヴァーし、LIVEで披露している。2013年7月18日放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』のワンシーンに、同局で当時放送されていた『レッツゴーヤング』に出演し「太陽を抱きしめろ」を歌唱した時の映像が使用された。濱田の公式ブログでも、鈴木、岩間との間でニュースとして話題になったことを綴っている。また同ドラマでは、この放送回の他にも、本グループの曲が流れたり、映像にレコードジャケットが映し出されたりなどしていた。以下、メンバーチェンジにより潤加入後以上、4曲は『セイントフォーの“みんな起きてる?”』( アール・エフ・ラジオ日本)の最終回で披露された。※他に、ファンクラブ会員限定で販売された「セイントフォー旅立ちコンサート1部・2部(日仏会館)」がある。
出典:wikipedia
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