ナメラ属（ナメラぞく、"Elaphe"）は、爬虫綱有鱗目ナミヘビ科に属する属。無毒。北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本、台湾シュウダ、アオダイショウ、ジムグリ、シマヘビ、スジオナメラ全長50cmほどの小型種から3mを超える種まで様々であり、生息環境も様々であるが、これらの共通点として、まず、卵型ないしは方型の頭部が挙げられる。これは、鳥やその卵、齧歯類を中心とした中小型の哺乳類など、体に対して大型の獲物を食べるのに最も適した形で、大抵の種は鶏卵でもすんなりと飲み込むことができる。また、シュウダのように体鱗にキールを有するものもいるが、多くの種では体鱗は滑らかである。『ナメラ』という名称もこの鱗の特徴（滑らかな甲羅の意味。甲羅＝鱗と考えても差し支えない。また、『羅』の字は表面を意味することもある）から名付けられた。森林や草原等に生息する。主に地表性だが、樹上に登る等立体的な活動を行う種もいる。食性は動物食で小型哺乳類、鳥類やその卵、小型爬虫類、両生類等を食べる。食性は種や亜種、地域によっても異なり例えば日本に分布する種を例に挙げると、等が挙げられる。毒は持たないので、獲物に身体を巻き付けて絞め殺してから、死体を注意深く調べ、頭から飲み込む。繁殖形態はミズナメラ（この種は別名をコモチナメラといわれるだけあり、卵胎生である）を除いて、卵生。

出典:wikipedia