越谷駅(こしがやえき)は、埼玉県越谷市弥生町にある、東武鉄道伊勢崎線の駅である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号はTS 21。越谷駅東口周辺の市街地は、江戸時代から日光街道越ヶ谷宿として栄えた宿場町であり、1899年に東武伊勢崎線が開通する以前から大規模な集落が形成されていた。しかし東武線が開通した当初は、越ヶ谷宿の北端に位置していた大沢町に越ヶ谷駅(後の武州大沢駅、現在の北越谷駅)が開業し、越ヶ谷町には駅が設けられなかった。これに対し当時の越ヶ谷町は、町の発展と産業の振興のために新駅を設けるよう、町全体を挙げて熱心な誘致運動を行った。東武鉄道は越ヶ谷町と交渉する過程で、停車場の設置費用として東武鉄道に1万6000円を寄付する、停車場と日光街道を結ぶ道路を新設する、商工業者に東武鉄道と貨物運送の契約を締結させる、など6つの条件を越ヶ谷町に提示した。越ヶ谷町はこれらの条件をすべて受け入れ、1920年に請願駅として当駅、越ヶ谷駅が開業した。東武鉄道の請願駅はこれが初めてのケースである。駅東口には、一連の誘致運動が成功した功績を後世に伝えるべく、越ヶ谷駅停車場新設記念碑が設けられている。1954年に越ヶ谷町が周辺町村との合併で越谷町となった事を受け、1956年に当駅は越谷駅に改称された。島式ホーム2面6線を有する高架駅。草加駅と同様の構造で、急行線の外側に当駅を通過する特急や快速などが走行する通過線がある。草加駅では通過線にも番線が付番されているが、当駅ではホームは1 - 4番線として案内されている。北隣の北越谷まで複々線工事が終了していなかった時期は当駅折り返しの列車が設定されていた。また、当駅まで複々線の供用を開始した際は南隣の新越谷方向に緩行線専用の仮設ホームと緩行線から急行線へ転線する分岐器があった。これらは北越谷まで複々線の供用を開始した際に使用中止とされた。地上駅時代は単式・島式ホーム2面3線を有しており、下り本線と上り本線の間に待避線があったほか、駅の西側に側線が1線設置されていた。2010年(平成22年)12月20日より、発車メロディが導入された(新越谷駅・せんげん台駅と同日に運用を開始)。2015年度の一日平均乗降人員は48,829人である。伊勢崎線の駅では第13位である。1973年4月1日に武蔵野線南越谷駅が開業する以前は当駅が越谷市の中心駅であり、1984年度までは乗降人員が市内で最も多い駅だった。武蔵野線の開業後も緩やかに増加し、最ピーク時は1日平均乗降人員が6万人を越えていた。しかし、1993年度からは毎年数千人ペースで減少し、1999年度に5万人を下回った。2001年度以降は4.5万人前後で横ばい傾向である。近年の一日平均乗降人員および乗車人員の推移は下表のとおりである。越谷市中部の住宅街で、駅東方面には市役所等の庁舎がある。駅前には東口、西口双方にロータリーが整備され、ショッピングモール「ファイン越谷」が駅構内に併設されている。詳細は東武鉄道公式サイト「越谷駅構内のお店」を参照。朝日自動車・国際興業バスの運行路線の詳細は朝日自動車越谷営業所・国際興業バス鳩ヶ谷営業所をそれぞれ参照。東武バスが運行していた頃は、越谷駅東口の南側にバス用のターンテーブルが設置されていた(現在は道路になっている)。
出典:wikipedia
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