三瓶町(みかめちょう)はかつて愛媛県西宇和郡に存在した町。2004年4月1日、東宇和郡明浜町、宇和町、野村町、城川町との東宇和郡・西宇和郡の垣根を越えた5町合併により消滅し、旧町域は西予市三瓶町となった。夏祭りのイベントを「奥地の海のカーニバル」と名づけているなど、「奥地」を逆手にとったまちおこしを進めてきた。古代藩政期明治以降三瓶町成立系譜三瓶町は、もともと山を挟んで隣接する東宇和郡宇和町やごみ処理を共同していた同郡明浜町との関係が深かった。一方、東宇和郡4町は、合併による市への昇格(合併特例)に期限が設けられていたため、急ピッチで合併協議を進めていた。三瓶町が東宇和郡の組み合わせに加わるなら早い時期が望ましいとの姿勢であった。こうした事情のため三瓶町では、郡の属する西宇和郡と八幡浜市との合併ではなく、東宇和郡との合併を志向した。最終的には、東宇和郡全体+三瓶町の合併となった。合併の形態は新設合併である。課題となったのが、広域行政の処理。消防・救急は消防本部は八幡浜市にあった。ごみ処理も八幡浜市の施設へ持ち込んでいた(元は明浜町との共同で設置した処理施設で処理していたが、老朽化していたうえ、処理人口が少なく、高温連続燃焼などダイオキシン対策が講じにくいといった問題があった)。結果として、三瓶町は長いつきあいのある八幡浜市・西宇和郡の側ではなく、つきあいが薄かった東宇和郡側につき、八幡浜市と郡内の他の町を「振った」形となった。なお、農業協同組合のエリアとしては西宇和農業協同組合のエリアである。宇和島自動車 - 宇和町方面、八幡浜市方面と町内の下泊(しもどまり)方面、蔵貫(くらぬき)方面に運行。圏域の中心都市である八幡浜市と結ぶ道路は、以前は海岸回りと山回りとがあったが、山回りのルート(県道26号)が改良整備されたため、現在では両地域を結ぶ交通の中心はこちらに移っている。宇和島自動車による路線バスも、山回りの便はローカル線の割に便数も確保されているが、海岸回りの便は既に廃止されている(八幡浜と三瓶営業所からの路線が市町村境で途切れた格好になっている)。東隣の東宇和郡宇和町と結ぶ道路(県道30号)も峠越えの難路であったが、近時改良が進んだ。このルートの改良による、地域どうしの結びつきの強化が平成の大合併の枠組み決定の追い風の一つとなった。バス路線はあるものの、利用が少なく、廃止検討対象路線の一つとなっている。南隣の東宇和郡明浜町と結ぶ道路(国道378号)は八幡浜方面同様、「岬めぐり」の世界であり、バス路線も廃止されている。この事情については明浜町の記事参照。フォークデュオ・サスケが「愛 LOVE みかめ」(カップリング曲は「雨上がりの須崎」)と言う曲をご当地ソングとして以前リリースしている。
出典:wikipedia
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