日本で初めての組織的な女子高等教育機関として誕生。女性に教育は有害無益であると考えられていた当時、創設者成瀬仁蔵は著書『女子教育』によって必要性を力説。創立にあたっては、東京専門学校(現・早稲田大学)の創立者大隈重信が創立委員長となり、総理大臣伊藤博文、学習院院長近衞篤麿、文部大臣西園寺公望、財界人渋沢栄一、岩崎弥之助等各界の重鎮の多大な支援を受け、広岡浅子の働きかけで三井財閥から東京・目白の地(現在地)を寄贈され開校。開校時は、家政学部、国文学部、英文学部の三つの学部と、附属高等女学校が設置された。(『わたしの大学』日本女子大学より引用)通信教育課程については、男性は科目等履修生としてのみ在籍可能。通信制大学院も設置された。通信教育で、中学や高校の家庭科や保健科の教員免許の取得が可能な数少ない大学。近畿大学豊岡短期大学や近畿大学九州短期大学の通信教育課程中学家庭科教員養成コースが廃止されたため、現在は、通信で家庭科教員免許が取得できる、日本国内で唯一の大学となっている。ただし、科目等履修生の教育実習や介護等体験の履修は、日本女子大学の卒業生のみに限定している。そのため、通信教育で家庭科や保健科の教員免許を取得できる男子学生は、すでに国語・英語・音楽といった家庭科や保健科以外の何らかの教科の中学免許や高校免許を取得済の者に限られる。放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができるかつて「ジーンズを着て通学すること」の是非を巡り全学ストライキに発展したことがあった。まだジーンズが「貧乏人の服」であり、「秩序への反逆」(アメリカの俳優ジェームス・ディーンが映画「理由なき反抗」などで着用していたことからそのイメージができた)でもあった時代のことである。附属中高とともに、夏期休暇の時期に大学所有の軽井沢にある三泉寮で宿泊セミナーが行われ、互いの考えを交換し高めあういい機会になっている。『女子教育』において「女子を人として教育すること」、「女子を婦人として教育すること」、「女子を国民として教育すること」の三方面から女子高等教育の方針を述べ、建学の精神となっている。教育の特色は建学の精神を踏まえ、「人格教育」と「社会的人格の養成」にあり、晩年教育綱領として示された「信念徹底」、「自発創生」、「共同奉仕」にその理念を見ることができる。「信念徹底」は人の道の根本原理、「自発創生」は個人の創造性や主体性を育てる個性的な原理、「共同奉仕」は他者との共生を図る社会的な原理として位置付けている。(『わたしの大学』日本女子大学より引用)東京都文京区目白台2丁目8-1神奈川県川崎市多摩区西生田1丁目1−1(2021年廃止予定)貸与型給付型学科・専攻分野別(給付型)貸与型給付型学科・専攻分野別(給付型)
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