横川駅(よこかわえき)は、群馬県安中市松井田町横川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である。北陸新幹線の高崎 - 長野間が部分開業した1997年10月1日以降、信越本線の終着駅となっている。1 - 3番線の線路は構内のはずれにコンクリート製の車止めが設置され途切れているが、かつては碓氷峠を越えて軽井沢駅へ複線電化の線路がつながっており、碓氷峠越えの拠点となった駅であった。碓氷峠には66.7‰という国鉄・JRで最も急な勾配があり、列車が上り・下りするためには補機であるEF63を連結・解放する必要があった。そのため、全ての列車が長時間停車した。その時間を利用して乗客が購入していたのが「峠の釜めし」で、製造販売している「おぎのや」は駅前にある。広島県広島市西区に同じ字の横川駅(読みは「よこがわ」)があるため、きっぷの券面には「(信)横川」と表示して区別される。相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、中線を1線持つ構造である。以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線が中線を挟む構造であり、側線も多数ある広大な構内だったが、横川 - 軽井沢間の廃止後にほとんどが撤去された。また、構内には碓氷峠越えのための補助機関車の拠点として横川運転区が置かれていたがこちらも廃止され、現在は碓氷峠鉄道文化むらとなっている(夜間滞泊運用はある)。安中駅が管理し、JR高崎鉄道サービスが受託する業務委託駅である。駅舎内部にはタッチパネル式自動券売機が1台設置されている。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月9日をもって営業終了し撤去された。Suica対応自動改札機(入出場兼用計2通路)の設置駅である。設置されている自動券売機では、指定席券や特別企画乗車券、各種割引切符(大人の休日倶楽部割引切符含む)などは取り扱っておらず、これらの切符を購入する場合は、高崎駅または磯部駅で購入するよう呼びかける貼り紙がある。17時45分から翌8時30分までは駅員不在となり、自動券売機の使用ができない。また自動改札機についてはICカードでの入出場は可能だが、切符の場合は有人通路(駅員不在時間帯は常時開放)を通ることになっている。駅舎は木造の古くからのものである。2011年の群馬デステネーションキャンペーンに合わせて、駅舎のリニューアルを施行すると同時にホームの軽井沢側に渡り通路を作り、跨線橋を使わずに移動が出来るようになった。同駅には高崎駅からの臨時快速「SL碓氷」号が乗り入れており、この列車の発着は3番線を利用するため、同列車を利用する乗客への利便性の向上が図られている。横川 - 軽井沢間の廃止からしばらく経ったのち、廃車されたEF63形電気機関車2両と189系電車長野色の7両編成が旧丸山信号所付近に留置された。これらは廃車以降全く手入れされておらず、錆や塗装の剥がれ・色褪せが目立ち、EF63形の前面貫通扉が盗難に遭うなど荒廃してしまったため、防犯のため当駅の4番線に移動されたが、展示しているのか放置しているのかわからない状況であった。なお、この際に車両の回送経路の関係で現役当時とは編成が逆になっており、EF63形が長野方に置かれていた。2005年末になり、EF63形の2両と189系のうち2両(先頭車1両・中間車1両)が鉄道文化むら内に収容されたが、残った189系電車の5両は2006年1月に解体された。なお、EF63形の2両はその後、整備を受け鉄道文化むらのEF63形体験運転車両として動態保存へ格上げされた。2015年9月現在、当駅で販売される駅弁は、以下のみである。なお、駅前の排水溝の蓋にはラックレールが再利用されている。当駅以外にも、高崎支社管内の駅周辺などで同様に利用されているケースがある。かつては信越本線の線路が延びていた軽井沢駅までの間には、1997年(平成9年)10月1日からJRバス関東によるバス路線碓氷線が運行されている。バス乗り場は駅改札口を抜けて左手、徒歩1分程度車止の先の所にある。。2016年現在、春・夏・秋の観光シーズン限定で、横川駅~めがね橋~軽井沢駅(通称:めがねバス)が運行されている。
出典:wikipedia
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