MC6800(通称「6800」)は1974年にモトローラ社(現在はフリースケール・セミコンダクタに移管)が開発した8ビットマイクロプロセッサである。ミニコンのアーキテクチャと、プログラム分析に基づいて設計された。PDP-11のアーキテクチャを参考にしたといわれる。同時期のインテルの8080と比べて、洗練された構成が評価されている。ただし、インデクスレジスタが一つしかなく、ブロック転送の手順に手間がかかる点が弱点として挙げられる。8ビットのレジスタを二つ、16ビットのインデクスレジスタを一つ持つ。レジスタの少なさをカバーするために、メモリの0000〜00FFを8ビットで指定するダイレクトアドレッシング機能を備えていた。分岐命令に-128〜+127の相対アドレッシングを使用できるので、位置に依存しないプログラムを作成することができた。そのほかにも10進演算命令やビットテスト命令、ソフトウエア割り込み命令を備えており、また二相クロックを使用してメモリアクセスを1クロックで実行できた。これを利用し、CPUがメモリアクセスするタイミングと、ビデオコントローラが表示のためにメモリをアクセスするタイミングを協調させ、バスの競合が起きないようにすることができた(トランスペアレントによるサイクルスチール)。当初ゼネラルモータースの自動車用電子制御コンピュータとして設計された。MC6800バスに接続可能な周辺デバイスファミリーが存在する。以下に、MC6800をベースに開発されたプロセッサを示す。オブジェクトコードの互換性はないが、一部ではニーモニックレベルでの上位互換が考慮されている。
出典:wikipedia
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