切り干し大根(きりぼしだいこん、単に切り干しとも)は、ダイコンの乾燥品。西日本では千切り大根とも呼ばれる。京都では「軒しのぶ」とも言う。秋の終わりから冬にかけて収穫したダイコンを細切りにし、広げて天日干しする。寒さが厳しいほど良質な製品になる。乾物の中では戻す時間が短く灰汁が少ないため扱いやすい。戻すと重量は約4倍に増加する。切る太さ、脱水の方法などによっていくつかの種類に分かれる。たて四つ割にしたものは「割り干し大根」という。また長崎県では、大根を茹でてから同様の加工を施した「ゆで干し大根」、寒風と氷点下になる気候を活かした「凍み大根」、「寒干し大根」などがある。いずれも乾物なので常温保存が可能だが、夏季には茶色く変色してしまう為、春を過ぎたら冷蔵庫での保存が望ましい。独特の臭気があるため、嫌う人もいる。軽く洗ってから水に漬けて戻し、醤油や酢をかけてそのまま食べる他、煮物などの料理に用いる。また「はりはり漬け」などの漬物にも用いられる。精進料理ではそのコリコリとした食感を生かし、中華料理のクラゲなどに見立てることもある。名古屋を中心とする尾張地方では「花切大根」という花の型に抜いた切干大根が売られている。これは、八丁味噌を使った赤出汁の具に用いるものである。実際に含まれる栄養価は、生育土壌、栽培条件、品種、加工方法によって異なるが、良質の食物繊維やカルシウムが多く含まれており、健康食品としても有用とされる。
出典:wikipedia
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