ツグミ科(ツグミか、学名 )は、鳥類スズメ目の科である。ツグミ(鶫)と総称されるが、狭義には学名を "Turdus naumanni" とする種をツグミと呼ぶ。全世界の中低緯度に生息する。後肢は長く頑丈。食性は雑食で、昆虫、果実、種子などを食べる。地表で採食を行うことが多い。系統樹は Klicka & Voelker (2005)より。ツグミ科内の系統名は彼らによるが、ジツグミ属とトラツグミ属の系統名は最新の分類に照らして変更している。ヒタキ科と姉妹群で、これらの2科でヒタキ上科の大半を占める。ツグミ科は6つの系統大きな系統に分かれる。ただし、それらの系統関係は不明で、一部(特に基底系統)は単系統性も不確実である。かつての 属は、2つの大きな系統からなる多系統であり、トラツグミ属 とジツグミ属 に分離された。ギンガサンショウクイは伝統的にはサンショウクイ科 に含まれていたが、ミヤマツグミ属 との姉妹関係が強く支持されている。主に Sibley & Ahlquist (1990) により、またその後も段階的に、多くの属がヒタキ科に移された。和名が「~ヒタキ(ビタキ)」な種のほとんど、コマドリ類・シキチョウ類・ルリチョウ類などがそうである。これらはヒタキ科の中の広い範囲の系統位置に分散しており、まとまっていない。ムラサキツグミ とイワトビヒタキ もヒタキ科に移されたが不確実で、ツグミ科に含まれる可能性もある。ノドボシツグミヒタキ ・ヤマブチツグミヒタキ はスズメ上科オナガミツスイ科 に移された。 (1910) は拡大されたヒタキ科 を提唱した。ヒタキ科にはヒタキ亜科・ツグミ亜科など10前後の亜科が置かれ、それらは (1957) や (1960) により個別の科となった。ただし、現在のツグミ科はほぼ当時のツグミ科ツグミ亜科 にあたり、ツグミ科には他にノビタキ亜科 があった。Sibley & Ahlquist (1990) は、ノビタキ亜科はツグミ亜科よりもヒタキ科に近縁だと考え、それらをヒタキ亜科にまとめた。またツグミ科自体もヒタキ科に統合し、ツグミ亜科をヒタキ科の亜科とした。ただしのちに、彼らの亜科は科、族は亜科として扱われたので、結局、ノビタキ亜科がツグミ科からヒタキ科に移されたことになる。ただしムジヒタキ類 ()・コバネヒタキ類 ()は彼らによりノビタキ類からツグミ類に移され、ツグミ科にとどまった。しかしその後 Sangster "et al." (2010)などにより、Sibley & Ahlquist がツグミ科にとどめたムジヒタキ類(ムジヒタキ属 ・ 属)・コバネヒタキ類(シロボシコバネヒタキ ・コバネヒタキ属 ・セレベスコバネヒタキ )、さらにルリチョウ属 ・イソヒヨドリ属 もヒタキ科に移された。国際鳥類学会議 (IOC)の属と種を元にした。ただし、Sangster "et al." (2010)に従いヒタキ科とされた数属を除外し、また属を単系統性とするため、トラツグミ属 からジツグミ属 属を分離し、トリスタンシマツグミ属 をツグミ属 に統合した。18属164種。種数の半分近くがツグミ属 である。
出典:wikipedia
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