ニセコ駅(ニセコえき)は、北海道虻田郡ニセコ町字中央通にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS25。国鉄・JRでは初めて、片仮名のみで表記された駅名である。かつては特急「北海」や急行「ニセコ」などの停車駅だった。「真狩」はアイヌ語の「マク・カリ・ベツ」(奥のほうで曲がる川)に由来するもので、沿線を流れる真狩別川が上流でも蛇行が多い地勢を表している。「狩太」は、真狩別川と尻別川との合流点を示すアイヌ語「マク・カリ・ベツ・プトゥ」(マッカリベツ川の川口)に当て字をした「真狩別太」の略称である。「ニセコ」は沿線にあるニセコ連峰の主峰・ニセコアンヌプリ(アイヌ語で絶壁に向かってある山の意)に由来する。1963年(昭和38年)に当時の狩太町が狩太駅をニセコ駅に改称するよう国鉄に要請したが、国鉄の「町名を改正しない限り駅名改正は認めない」との方針を受け、まず1964年(昭和39年)に狩太町がニセコ町に改名。その後、ようやく駅名も「ニセコ駅」に改称されたという経緯がある。相対式ホーム2面3線をもつ地上駅で、各ホームは跨線橋で結ばれている。1・2番線が上下本線となっており、倶知安方面からのみ進出入が可能である3番線は通常使用しない。ただし、臨時列車増発の際の折り返し等に使用する場合がある。駅舎は1965年(昭和40年)に完成した二代目である。ブロック造り一階建て、209平方メートルで山小屋風の建物である。株式会社ニセコリゾート観光協会が業務を受託する簡易委託駅(倶知安駅管理)である。窓口営業時間は7時10分から17時10分。キヨスク設置。1990年の「C62ニセコ号」延長運転開始に伴い、転車台を根室本線の新得駅から移設し函館方に設置したが、1995年の運転終了後以降は接続線を撤去し使用されていない。なお、後に運転を開始した「SLニセコ号」は、牽引機が比較的小型のタンク機関車(C11形)であることから折り返し運転に伴う機関車の方向転換をしておらず、転車台も使用されていない。また、3番線は「C62ニセコ号」の折り返しに伴う転車台への移動や機回しに使用されていたが、同列車の運転終了後に車止めが設置されたことにより、長万部方面からの進出入は不可能になった。
出典:wikipedia
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