李 特(り とく)は、五胡十六国時代の成漢の建国の祖で、初代の君主とされた人物。息子の李雄(武帝)により景帝の諡号を追贈された。略陽郡臨渭(甘粛省秦安の東南)の人。巴賨族の出身、一説に氐族の出ともいう。父の名は李慕、兄は李輔、弟は李庠と李流と李驤ら。298年、食い扶持を求め、一族や天水など六郡の流民を率いて蜀に入った。はじめ西晋の益州刺史趙廞(廞は广(まだれ)偏に欽)の反乱に協力したが、301年、趙廞が李特兄弟の力を恐れて、兄李輔を殺したため、反攻して趙廞を滅ぼした。新たに益州刺史羅尚(羅憲の兄の子)が蜀に入ると、功績により宣威将軍に任ぜられ、長楽郷侯に封ぜられた。その後、羅尚が流民を郷里に帰そうとしたため、起兵して羅尚の軍を破った。鎮北大将軍を称し、蜀の民に法三章を約し、財貨を施し、人材を選挙した。302年、大将軍・益州牧を称し、303年、成都に入城したが、羅尚の策略にかかり、羅尚の軍勢と内外呼応した現地人の決起により殺害された。
出典:wikipedia
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