『4人はアイドル』("Help!")は、イギリスにおいて1965年8月6日に発売された、ビートルズの5作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムであり、また2作目となる映画『ヘルプ!4人はアイドル』のサウンド・トラック盤でもある。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、331位にランクイン。『4人はアイドル』は1965年8月にリリースされたビートルズの5作目のオリジナル・アルバムである。アルバム邦題は『ヘルプ!』と表記されることも少なくない。A面にはビートルズ主演の映画『ヘルプ!4人はアイドル』の収録曲、B面には新しくレコーディングされたナンバーが収録されている。プロデューサーのジョージ・マーティンはビートルズのデビュー録音(「ラヴ・ミー・ドゥ」、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」)にあたって外部ミュージシャンのアンディ・ホワイトをドラムス、パーカッション役に起用したが、以降はマーティンが手を貸すことはあってもビートルズのレコーディングに際し外部ミュージシャンが参加することはなかった。本作の「悲しみはぶっとばせ」及び「イエスタデイ」のレコーディングにおいてデビュー録音以来、外部ミュージシャンを起用したことは注目される。1987年にCD化されたが、全曲ジョージ・マーティンによってリミックスされている。ただし、このリミックスはジョージ・マーティンがラバー・ソウルも含めて「バラバラに戻してから、またほとんど同じように整理し直した」と述べているように、オリジナルのミックスに非常に忠実に作成されており、積極的な現代化はされず、定位やエフェクト等の処理はほぼオリジナルの通りに再現されている。『ヘルプ!』と『ラバー・ソウル』のリミックスが行われたのは、1987年の最初のCD化の時には、全アルバムが一斉にCD化されたわけではなく、数回に分けてCD化され、『ヘルプ!』、『ラバー・ソウル』、『リボルバー』の3枚が第2弾として発売されたが、当初、『ヘルプ!』と『ラバー・ソウル』はモノラルでのCD発売を予定していたのが、急遽ステレオでの発売に変更された為。コンピレーション・アルバム『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』に収録されている同アルバムの楽曲もリミックスされたものが採用されている。2009年9月9日の最新リマスター(ステレオ盤)も1987年ヴァージョンを採用。CD化される以前のオリジナルミックスは『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』でステレオとモノラル両方がCD化されている。イギリス盤は、パーロフォンとEMIのロゴが左上にある関係上、「HELP!」と「THE BEATLES」のロゴの高さがずれているが、日本盤は「ODEON」のレーベルロゴが右端に来たことで、「HELP!」と「THE BEATLES」のロゴが横一列に綺麗に並んでいる。また、日本盤は裏ジャケットの写真が全く異なっていて、ゲイトフォールド(両開き)ジャケットになっているのが特徴。ジャケットはコートが左前合わせになっていることから裏焼きであることがわかるが、手旗信号では"NUJV"の文字を現している。左から読むと"NUJV"となり、裏焼きしても"KPUN"となる。このことについてジャケットの撮影をしたロバート・フリーマンは、「最初は手旗信号で"HELP"のポーズを考えていたが、見栄えがよくなかった。そのため我々は即興で、手の位置を変えたより見た目が良いポージングを作った」と話している。日本の『ミュージック・マンスリー』誌に掲載されていた洋楽チャートでは、2か月連続で2位を獲得しながら、『サウンド・オブ・ミュージック』のサウンドトラック盤とザ・ベンチャーズの来日記念盤に阻まれ1位を逃した。『ヘルプ(四人はアイドル)』は1965年8月にアメリカ合衆国で発売されたビートルズ9作目のアルバムである。米キャピトル・レコードによる編集盤である。純粋なサウンド・トラック盤様に仕上げられた本作は、実際に映画で使用された楽曲のみが収録され、その他に映画で使用されたケン・ソーンの音楽が収められている。なお『4人はアイドル』から外されたナンバー(同盤のB面7曲)は『ビートルズ VI』、"Rubber Soul"(Capitol)、『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の3種のアルバムに収録されている。ケン・ソーンの映画音楽はケン・ソーンと彼のオーケストラによる演奏である。『ビルボード』誌アルバム・チャートでは、9週連続第1位を獲得し、1966年度年間ランキング27位を記録している。『キャッシュボックス』誌では、10週連続第1位を獲得し、1965年度年間ランキング66位、そして、1966年度年間ランキング34位と年を跨いで記録している。アメリカだけで300万枚以上のセールスを記録している。他のアメリカ編集盤と同じく、アメリカ編集のサウンド・トラック盤は長らく未CD化だったが、2004年にボックスセットとして発売された『ビートルズ'65 BOX』でモノラルとステレオ両方のヴァージョンが初CD化された。ただしモノラル盤はアナログ盤(米キャピトル:MAS 2386)及びCD(米キャピトル:CDP 0946 3 57716 2 6)の双方ともステレオ・ヴァージョンをモノラルにミックス・ダウンしただけのものである。 アルバム・ジャケットは英国盤とは大幅に異なり、"HELP!"というタイトルを強調したもので、4人の写真はかなり小さくなっている。本アルバムの冒頭、A面1曲目直前には「ヘルプ!」のイントロとして約18秒の「ジェームズ・ボンドのテーマ」風の楽曲が挿入されている。本アルバム収録の「ヘルプ!」はこのイントロを合わせて1曲とカウントしているため、演奏時間が2分39秒と長くなっている。
出典:wikipedia
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