（XSLT、XSL変換）は、W3Cにより標準化されたXML文書の変換用言語である。この言語は2つの仕様から成るXSL仕様のひとつを構成している。もう一方の仕様はオブジェクトのスタイル付けを担当するXSL-FOである。XSLT の仕様はジェームズ・クラークを中心とした人々が設計した。XSLT と XSL-FO はDSSSLをもとにして設計された。チューリング完全であり、関数型言語でもある。XSLT 1.0 は1999年11月23日にW3C勧告となり、2007年には JIS X 4169 としてJIS規格へ翻訳された。XSLT 2.0 は2007年1月23日にW3C勧告となった。XSLTはXML形式の文書を変換する。 による選択と検索にもとづき、XML文書全体または文書の一部に対して変換を行い、別の XML 文書または表示・印刷用形式（XSL-FO、HTML、RTF、 文書など）の文書を生成することができる。XML文書からの変換の具体的な例としては、以下のような変換があげられる。変換の対象となるXML文書は木構造であり、XSLTによる変換は宣言的に指定される。つまり、XSLTプログラムは、変換をどう行うべきか指定する規則をいくつか集めたものからなり、この規則を再帰的に適用することによって変換を行う。XSLT処理系はまずどの規則が適用できるかチェックし、優先順にもとづいて該当する変換を行う。XSLTをCSS付きのHTML文書生成に用いることもできる。XSLTプログラムは、以下のようにXML文書の形式をとる。XML 形式のデータを様々な形式のデータに変換できる。ここではその例を示す。変換前のXMLXSLT はテンプレートの関数を再帰的な形で定義ができる純粋関数型言語でもある。下記のものはテンプレート関数 codice_1である。これは、パラメーター codice_2 で指定した文字列中にある、パラメーター codice_3 で指定した部分文字列をすべて、パラメーター codice_4 で指定する文字列に置換した文字列を返す関数。これの例から以下の点が分かる。XSLTのMIMEメディア・タイプは、「codice_17」としてに登録されており、「codice_17」または「codice_19」が望ましいMIMEタイプである。しかし、Internet Explorerなど一部のユーザーエージェントには、これらのMIMEではXSLTを認識しないものや、「codice_20」などの独自に定めたMIMEのみを認識するものも多い。

出典:wikipedia