『ストラトス・フォー』("STRATOS 4")は、日本のアニメ作品。2003年1月から同年3月までUHFアニメとして全13話がテレビ放送されたほか、続編としてOVA全10話が制作された。タイトルは作品中に登場する超高々度迎撃機の名称。萌えと軍事兵器を融合させた作品で、一部の航空機は実在の機体をモデルとしている。下地島空港や航空自衛隊等が全面協力し、基地とパイロットとの連携が必須となる作品性から管制シーンが多く登場する。大気圏内は手描きで、宇宙空間はCGで描かれている。スタジオ・ファンタジアの代表である飯塚智久が、ゴンゾのテレビアニメ『ヴァンドレッド』を見て監督のもりたけしに集団劇の面白さを学ぶべく本作への続投を依頼したところ、もりがこれを快諾した。そのため、本作には『ヴァンドレッド』のスタッフや声優が多数続投している。また、もりは後にメディアファクトリーから出版された小説版の執筆も担当している。企画は、ヒロインたちがどこで何と戦うかという点について難航した。スタジオ・ファンタジアが本作の前に制作していたテレビアニメ『ナジカ電撃作戦』がアメリカ同時多発テロ事件の影響で修正を指示されたことも重なり、当初予定されていた戦う舞台は地上から宇宙へ変更され、戦う相手はキャラクターデザインの山内則康が挙げた案を採用して彗星となった。また、スタジオ・ファンタジアが3DCGを導入した初のアニメ作品ともなっている。OVA第2シリーズ『ストラトス・フォー アドヴァンス』第1話では軍事評論家の岡部いさくがキャラクターとして実名で登場し、声優も担当した。音楽は天野正道のオリジナルだが、一部の劇伴(オリジナルサウンドトラック / 7曲目.試練)ではホルストの惑星「火星、戦争をもたらす者」のモチーフが見られる。流星群、隕石、彗星の絶え間ない襲来に脅かされる近未来の地球。沖縄県の下地島基地に配属されている国連の対天体災害対策組織『天体危機管理機構(the Cosmic Emergency Management Agency)』の彗星迎撃部隊であるメテオスイーパー(MS)機のパイロット訓練生である本庄美風は、菊原香鈴、中村彩雲、土井静羽ら仲間たちと共に迎撃機TSR-2を駆り、宇宙の脅威から地球を守る任務に就く。両親、姉と一家全員がパイロットという家庭で育った美風は家族に言われるままパイロットになり、目的も目標も見出せず何事にも無気力であったが、迎撃任務を通じて大空と宇宙、そして宇宙で迎撃任務を遂行するエリート部隊であるコメットブラスター(CB)への憧れを抱き、努力と葛藤を重ねていく。テレビシリーズの後半は、地球人並みの自我を持つ宇宙ウイルス「スペース・シード(SS)」の侵食汚染による各部隊の状況へと移っていく。SSに寄生された者たちは自我を乗っ取られるばかりでなく、SSが異様なほどの栄養分を欲するために食欲が増大し食料を手当たり次第食らうようになり、更には唇同士でのキスを介してSSを他の人間にも寄生させ被害者が増大していく事態となる。SSに寄生され、全ての宇宙ステーションが沈黙し地上との交信が途絶えたことを受け、天体危機管理機構では迎撃任務を地上部隊のみで行う「コード00」を発令し、各基地は緊急事態となる。深刻な状況下、美風たちは宇宙ステーション内に拉致されている未だ寄生されていない仲間たちの救出任務に向かう。基地の仲間たちと共同作業で復活させた超高々度迎撃機ストラトス・ゼロ(劇中で「ストラトス・フォー」と改名)のテレビシリーズでの飛行シーンは最終話のエンドロール直前のみであり、試験飛行に飛び立つ所で物語は終了する。OVA第1話で無事に初飛行を終え、帰還してからは岐阜基地へ回収されたこともあり飛行の機会は与えられなかったが、完結編の最終回でようやく活躍の場が与えられ、主人公である美風たち4人が下地島基地で組み立てたストラトス・フォー1号機と岐阜基地で新造された2号機の2機に2人ずつ搭乗し地上から宇宙へ向かい、巨大彗星を撃破するという大役を果たした。
出典:wikipedia
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