新谷 かおる(しんたに - 、本名:新谷 薫(読み同じ)、1951年4月26日 - )は、日本の男性漫画家、同人活動家。大阪府豊中市出身。大阪高等学校卒業。妻は『緋の稜線』等の作品で知られる漫画家の佐伯かよの。代表作に『エリア88』、『ふたり鷹』、『クレオパトラD.C.』、『砂の薔薇』など多数。中学生から漫画を描いており、高校3年の時には篠原とおるのアシスタントを務めながら『少年キング』に投稿していた。当初は飛行機の操縦士を目指していたが、色覚異常が確認され断念。高校卒業後は航空貨物関係の仕事を経て20才で上京し、本格的に漫画の道を志す。1972年にりぼん漫画賞佳作入選。『りぼん増刊りぼんコミック秋の号』に掲載された「吸血鬼はおいや!?」でデビュー。大和和紀、山岸凉子のアシスタントを経験。1973年に、同じく『りぼん』にて受賞歴のある佐伯かよのと結婚。1973年3月より松本零士のプロダクション「零時社」に入りアシスタントを2年半務める。零時社を出てから「半年程ブラブラして」描きためた原稿を『月刊プレイコミック』に持ち込み、そのまま1977年より戦場ロマン・シリーズの連載を開始した。1978年、『週刊少年サンデー増刊号』で史村翔原作「ファントム無頼」の連載を開始。1979年、『少年ビッグコミック』で「エリア88」の連載を開始。本作と「ファントム無頼」のヒットにより注目を集めるようになる。1981年、『週刊少年サンデー』で「ふたり鷹」の連載を開始。1984年、『エリア88』と『ふたり鷹』で第30回小学館漫画賞受賞。メカニックと人間を絡めたロマン、シリアスとギャグをミックスした作風が特徴。登場人物は時として人生・社会・戦争・テクノロジーなどに関する哲学的なセリフを話す。スター・システムも採用しており、同じ外見のキャラクターを複数の作品に別のキャラクターとして登場させることもある。初期の作風は師匠である松本の影響が強く郷愁色と感傷を前面に出していたが、少女漫画家志望だったこともあり徐々に繊細なペンタッチで描くようになった。メカニックの描写も単純な写実第一ではなく独特のパースが松本から受け継がれ、さらに昇華されたものとなっている。このような過程を経て、新谷の作風は「少女漫画の感性と少年漫画の熱さを併せ持つ」極めて独自色の強い作風を確立した。夫婦で互いの作品を手伝うことも多く、作品の一部キャラクターを妻の佐伯が描き、逆に佐伯作品中のメカニックを新谷が描くこともある。『クレオパトラD.C.』や『砂の薔薇』など、主人公が海外のさまざまな場所で活躍する作品が多いが、これについて新谷は子供のころ見ていた世界を舞台にしたアメリカのテレビドラマなどの影響によるものと語っている。趣味はバイク・カメラ・プラモデル・飛行機・スキーなどで、その知識が多分に作品へ活かされている。趣味を生かして資料製作を行っており、松本の漫画作品「宇宙海賊キャプテンハーロック」に登場するヤッタラン副長のモデルとなった(ヤッタランが関西弁で話し、何事もない限り「今忙しいねん」といつもプラモデルで遊んでいる点が共通している)。自他共に遅筆であることを認めており、「急いで締め切りに間に合わせいい加減な作品を描くよりも、何度頭を下げてでも納得のいく作品を描いたほうが良い」とも語っている。近年取り上げられている児童ポルノ法改正案に対しては慎重な立場を示しており、創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志の賛同人として名を連ねている。各作品の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。表記はデフォルトでは大きく連載作品と短編を分け、それぞれ発表順とした。年にはソートを正しく行なうため便宜的に下付き文字で数字を加えている。書名が同じ物は【】内の注記で区分をつけている。デフォルトでの表記は作品毎にまとめてオリジナルの発売順とした。判型にはソートを正しく行なうため便宜的に上付き文字で数字を加えている。月日にもソートを行うために二桁になるように数字を加えている。出版社については以下の略号を用いる。自身主催の同人サークル「八十八夜」では、妻の佐伯や和田慎二、島本和彦との合作やコラボレーション作品の発表もある。また、2015年8月開催のコミックマーケット88では、開催回数と『エリア88』にかける形で、コミケット準備会からの打診を受けコミケットカタログの表紙イラストを手がけている。著名な元アシスタントに、蛭田充、ゆうきまさみ、島本和彦、田口雅之がいる。ゆうきの作品『究極超人あ~る』には新谷夫妻の子供の名前をネタとして出しているほか、逆に近年の新谷の作品に登場するキーパーソンキャラクターは「機動警察パトレイバー」に登場する内海がモデルとなっている。また、島本が自著でたびたび手伝いに訪れていたと述べている。島本はその後、同人誌「新谷かおるになる方法」にてその経験や新谷の著作への分析と見解を語っている。島本の作品『ガレキの翔』には、「谷かおる」というキャラクターが登場。
出典:wikipedia
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