株式会社イズミ()は、広島県広島市に本社を置くスーパーマーケットチェーンを展開する企業。衣類卸問屋の山西商店(やまにししょうてん)を母体に設立された。小型食品スーパーゆめマート・イズミ及び、総合スーパーまたは大型ショッピングセンターのゆめタウン、オープンモールのゆめモールを展開。2015年4月現在、156店舗を営業する。近年は九州地方でのM&Aを複数行い、西日本での勢力を拡大している。なお同社と社名が似ている、関西地区を地盤とするスーパーマーケットのイズミヤ株式会社とは全く関係がない。1946年(昭和21年)に山西義政が広島駅前で始めた闇市の屋台をルーツに持つ。1950年(昭和25年)に衣類卸問屋の山西商店を設立。山西商店の小売り部門として1961年(昭和36年)株式会社いづみを創業、広島市堀川町(現在の広島市中区新天地)にスーパー1号店の八丁堀店を開店する。1980年(昭和55年)6月にCIの導入で、現社名株式会社イズミに変更し、商号も変更。広島駅前の闇市をルーツとする大企業は、イズミのほかにフジの母体になった十和(現・アスティ、法人格はヨンドシーホールディングス)があり、会長は新聞取材で「永遠のライバル」としている。出店エリアはドミナント戦略に則り、原則として本社より2時間以内でいける範囲に出店している。また、スーパーマーケットの創業から2年後の1963年(昭和38年)に大阪へ進出したが、現地の嗜好に合わない品揃えで失敗。わずか4ヶ月での撤退した。それ以降、長らく中国地方での出店に専念し、九州地方への進出は1995年(平成7年)まで行われなかった。九州地方への出店に対し、地域に合わせた店舗形態にし、画一化にはこだわっていない。また、食料品や衣料品などの直営フロアを最小限にし、家具・電気製品・カジュアルファッションなどは、有力な専門の会社に任せる方針にしている。2008年2月期で、中国地方で約50%、九州地方で約43%を売り上げている。その他、1998年に四国地方に出店したゆめタウン高松は、ゆめタウン一の売り上げ高になっている。2000年以降は、店舗が旧態化した中国地方に再び力を入れている。1990年より大型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開開始。1995年からの九州地方の出店で、業績を急激に伸ばした。1978年(昭和53年)に広島証券取引所と大阪証券取引所2部に上場。1986年(昭和62年)の大阪証券取引所1部への指定替えおよび東京証券取引所2部に上場を経て、1987年(昭和62年)に東京証券取引所1部に上場した。1985年(昭和60年)の安古市店導入を皮切りに、1988年(昭和63年)までに、全店にPOSシステムを導入した。POSシステムの導入に関しては、同業他社に先行する形で行われた。九州地方ではイオングループと匹敵する一大勢力になっており、両者の売上争いは「百年戦争」といわれるほどである。。2013年(平成25年)11月25日に、南区京橋町に置いていた本社を東区二葉の里に新築移転した。本社ビルは地上6階・地下1階建で、1階は店舗「ゆめマート二葉の里」、2階から6階がオフィスフロアで、イズミ本社および関連会社が入居している。2階には「イズミ史料館」がある。2015年(平成27年)2月期の業績は、売上高5797億円(前期比で4.1%増)・営業利益303億円(同4.2%増)となり、それぞれ5期・3期連続で過去最高を更新した。大幅な営業減益となっている競合他社(総合スーパーやショッピングセンターで競合するイオンやイトーヨーカ堂など)と比べると、プライベートブランド商品を重視した価格訴求型の商品戦略ではなく、ナショナルブランド商品や地域に根ざした地場商品を中心にした価値訴求型の戦略が顧客からの支持を得ていると論評されている。また子会社で、ユアーズ・丸和・デイリーマートを運営している。イズミ50年史『挑戦の流儀』に基づいている。有限会社はなわに移管された店舗についても、直営での営業終了の形で記載している。1980年6月のCI導入以前に「いづみ○○店」(特記を除く)として開店した店舗。閉店時期がCI導入後の場合は「イズミ○○店」として閉店している。広島市・岡山市の所在地については、出典の社史に合わせて区移行後にしている。1980年6月のCI導入後に「イズミ○○店」(特記を除く)として開店した店舗。2005年3月にJT松山工場跡地にイズミが出店する計画が決定していたが、中心市街地の空洞化を懸念する商店街関係者の反対で2006年12月に中止となった。その計画の代わりとして、2007年4月25日に広島のデベロッパー・マリモが約53億円で落札し、同年7月に敷地約33,000m²のうち約10,000m²ずつを地場スーパーのフジとダイキに売却したほか、2008年3月には残りの土地のうち半分を売却する方針が明らかになり、2009年1月に松山市医師会が医師会館建設用地として取得した。そしてマリモのマンション「ポレスター松山フォレストシティ」と地場スーパーのフジ(食品スーパーVESTAと同社運営のTSUTAYA)、ケーズデンキ(ダイキによる賃貸物件)などで構成される複合施設が建設された。2015年7月に、丸久・マルミヤストアが経営統合してリテールパートナーズを設立。同月中に業務提携を解消した。また以前は、小僧寿司のフランチャイズにも加入していた。株式会社イズミが発行する商品券には額面1,000円と500円の2種類が存在し、釣り銭が出る。また、次の各系列店等で利用できる。・イズミ及びそのテナント・ゆめタウン及びそのテナント・ゆめマート及びそのテナント・ゆめシティ及びそのテナント・エクセル・三次サングリーン・紙屋町サンモール・はなわ・呉中通商店街・岡山ロッツ・おのだサンパーク。(当該項参照)。また同じく広島を本拠地とするJリーグサンフレッチェ広島についても、優勝した際に県内各店舗で優勝セールを開催するなどしていたが、2012年、2013年とサンフレッチェが連覇した翌年の2014年からは正式にユニフォームスポンサーとなった。。
出典:wikipedia
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