オタテドリ科 (オタテドリか、) は、鳥類スズメ目の科である。オタテドリ(尾立鳥)と呼ばれる中南米に生息する。全長11–25.5センチメートル。体は丸みがあり、脚は長く頑丈。羽色は黒や褐色の地味な色である。ミソサザイのように尾を立てる習性がある。あまり飛ばず、森林・草原などの地上に住み、昆虫や蜘蛛などを捕食する。森林棲の種類は単独性、低木林・草原棲の種類は、繁殖期以外には群れになる。卵はいちどに2~4個産み、雌雄が共同で抱卵と育雛をする。大きくて単調な声で鳴く。アメリカ大陸に分布する新世界亜鳴禽類の1科である。最初に記載された属はクロアカオタテドリ属 だが、カンムリオタテドリ属 にもとづく科名が使われている。2つの亜科に分かれる。おそらくジアリドリ科 と姉妹群であり、合わせてジアリドリ上科 を形成する。かつてオタテドリ科に分類されていたムナオビオタテドリ属 は小目レベルで別系統であり、別科ムナオビオタテドリ科 に分離された。一方、かつてオタテドリ科に含まれないという説もあった ホシオタテドリ はオタテドリ科に含まれる。以下の属と種は国際鳥類学会議 (IOC) による。12属56種が属す。これらを Moyle "et al." (2009)による2亜科に分けた。Moyle "et al." がサンプリングしていない属は Ericson "et al." (2010)によった。ただし、「カンムリオタテドリ亜科 ?」とした2属は、 Moyle "et al." によるとカンムリオタテドリ亜科の基底で分岐しているが、Ericson "et al." ではタンビオタテドリ亜科のほうに近縁である。参考としてムナオビオタテドリ科の属と種も記す。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。