国枝 栄(くにえだ さかえ、1955年4月14日 - )は日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の調教師である。東京農工大学農学部獣医学科卒業。戸籍上の表記は國枝である。息子は斎藤誠厩舎で臨時の調教厩務員を務め、調教助手転身とともに池上昌弘厩舎に移籍し、2011年より自厩舎所属の調教助手である国枝純(長男)と勢司和浩厩舎所属の厩務員のである国枝翔(三男)。1978年に美浦・山崎彰義厩舎で調教助手となる。1989年に調教師免許を取得し、翌1990年に厩舎を開業。初出走は同年2月4日、東京競馬第3競走のシャインハードで11着。初勝利は同年3月10日、中山競馬第10競走のリュウカムイで延べ9頭目であった。1998年のダービー卿チャレンジトロフィーをブラックホークで制して重賞初勝利。同馬は翌1999年のスプリンターズステークスも優勝し、初GI勝利も飾った。2010年にはアパパネで牝馬三冠(桜花賞、優駿牝馬、秋華賞)を獲得した。2001年以降は成績が上位で安定し、近年は美浦の有力厩舎の1つとして存在感を放っている。騎手は横山典弘、蛯名正義、北村宏司と言った関東の一流ジョッキーの起用が多い。2014年12月21日、第66回朝日杯フューチュリティーステークスをダノンプラチナで制覇した。管理馬の多くにシャドーロールを着用させている。また、JRAに対して自分で集めた西高東低のデータを見せて「自分を栗東に移させてくれ」と言ったこともあり、今でも常に「美浦の坂路を栗東と同じにしてほしい」と主張し続けるなど西高東低の競馬界の現状を非常に嫌っている。そのためか有力馬やここ一番の競走でも安藤勝己や武豊と言った栗東所属の一流ジョッキーの起用は馬主の意向がない限りはほとんどせず、自厩舎の有力馬のほとんどが関東の騎手が鞍上となっている。西高東低の現状から期待馬については下級条件でも積極的に関西圏に遠征させ、その際に栗東トレーニングセンターに滞在させてその施設を積極的に利用してトレーニングを行なっている事でも有名で、いわゆる「栗東留学」のパイオニア的存在とも言われている。国枝は「栗東留学」について、雑誌のインタビューで「昔は関東から関西への直前輸送はなかったんだから」「昔は一旦栗東に入るやり方でやって勝っていたんだから、そのやり方をもう一度やってみよう。それだけのこと」「私の場合はやはり『栗東に事前入厩することで輸送の負担を減らしたい』ということ」と語っており、主に長時間の輸送が競走馬へ与える負担の軽減に重きを置いている。一方で「栗東留学をやらなくても勝てるならやりませんよ」「栗東坂路がいかにいいものだったとしても、肝心のレースに疲れが出てしまう、とかね。その辺をよく見極める必要があると思いますよ」とも語っており、施設面における美浦と栗東の差はレース結果にはあまり関係ないとの見解を示している。※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。
出典:wikipedia
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