咸鏡南道(ハムギョンナムどう)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)北東部に位置する行政区。摩天嶺山脈、赴戦嶺山脈、蓋馬高原などの高い山々が聳え立っており、原始林も多い。水産資源も豊富で、新浦市などでは漁業が盛ん。咸鏡南道側の蓋馬高原には、日本統治時代、鴨緑江の支流を堰き止めて建設された長津湖、赴戦湖というダム湖があり、水力発電を行っている。端川市のマグネサイトなどの地下資源も豊富で、日本海沿いには化学工業や機械工業が中心の工業地帯が形成されている。古代には高句麗・渤海国の領域で、その後女真族と高麗王朝との間で抗争が行われた。李氏朝鮮の建国者・李成桂の出身地である永興がある。朝鮮王朝時代には朝鮮八道の咸鏡道が置かれた。1896年に咸鏡道が南北に分割され、咸鏡南道という行政単位が形成され、韓国併合後もその枠組が用いられた。当時の咸鏡南道は、現在の元山市周辺や両江道の一部を含んでいた。1930年代以降、日窒コンツェルンは高原地帯に水力発電用ダムを建設し、その豊富な電力を基に咸興・興南を中心に化学工業などの重工業が発達した。日本の敗戦を経て北朝鮮の領域に入った。朝鮮戦争では空爆を受け都市部は破壊されたが、戦後旧ソ連・東欧諸国の援助もあり復興した。
出典:wikipedia
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