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stampfactory大百科事典

釘(くぎ、英語 Nail)とは、ねじ部を持たない略棒状の本体をほぼ変形させることなくそのままハンマー等で打ち込むことによって結合する固着具。一般に金属や竹または、木で作った細い棒の一端を尖らせているものである。金槌(玄能)などで打ち込んで、木材・合板・ボード類などを接合・固定したり、壁などに打ち込み、物を掛けたりするのに用いる。パチンコ台では真鍮製の釘を使用してパチンコ玉の跳ね返りなどを起こし、台の出球を調整したりする役割を持つ。一般に釘は丸いが日本ではかつて江戸期まで四角い釘(角釘・和釘)も使われていた。飛鳥時代から明治時代初頭までは、和釘が各種建築物に用いられていた。法隆寺の金堂から飛鳥時代の和釘が用いられていたことが確認され、これが日本で使用確認された中で一番古い釘である。和釘は、当初日本刀と同様に鍛造によって製作されており、釘型の金属製品を作成する鍛冶屋を「釘鍛冶」とも言った。人口増に伴う住宅需要の増加などから、江戸時代初頭には鋳造が主流となった。1872年頃から、西洋建築には和釘では接合力の弱さの為対応できないとし、フランスから船便による洋釘の輸入が大量に始まった。フランスだけではなく、イギリス・ベルギー・ドイツ・オーストラリア・アメリカと順次輸入を拡大。和釘は淘汰されていった。安田工業が、1897年(明治30年)に深川にて製釘工場を開始したのが、大規模西洋製釘の始まりとされている。当初は、釘の材料となる線材を全て輸入に頼っていたため、海外からの釘の輸入価格に太刀打ちできず、また政情に輸入量も左右されていたが、釘の安定供給を国策として官営八幡製鐵所が1908年(明治41年)線材の生産を開始。これに伴い、洋釘も国内生産で賄えるようになり、現在に至る。今では和釘使用は宮大工による寺社建築の新築、修繕のみとなった。日本では、日本工業規格のJIS A5508:1992で以下の釘が規格化されている。釘の用途は広く、そのため用途に応じたさまざまな種類・長さの釘がある。一部メートル法ではきりの悪い長さの釘もあるが、これは尺貫法ではきりのよい数値になる長さである。木造軸組工法の建築物から日曜大工に至るまで幅広く用いられている釘。種類(長さ)も豊富で19mm-150mmまで14種類ある。色はすべて素地(鉄の色)で、見分けがつきにくいので注意を要する。打ち込んだ後では検査ができないため使った釘の箱を見て確認するしかない。この釘は、バラで箱入りになって売られているものと、コイル状に連結されて売られているものがある。前者は手打ちで、後者は自動釘打機を用いて打ち込む。この釘を、枠組壁工法に使用することは許されていない。なお、木造軸組工法において、厚さ7.5mm以上の構造用合板(特類)を、N50釘を用いて、外周部・中間部とも150mm間隔で軸組み及び間柱に打ち付けた壁は、壁倍率2.5倍 (=4.90kN/m) の強度をもつ耐力壁として認められており、また初期剛性と粘り強さに優れているため、耐震性・耐風性が非常に高い。この際、釘頭は構造用合板にめり込んでいてはならない。上記の「打ち込んだ後では検査ができない」という問題を解決するためにデジN釘と称する頭部に釘長の刻印されたカラー釘が発売されている。規格表は下記の通りである。2×4(ツーバイフォー)工法(=枠組壁工法)の建築物に使われる釘。鉄丸くぎ(N釘)よりやや太めで、せん断強度に優れる。種類は4種類しかなく、それぞれ異なる色で塗装されているため、誤使用が起こりにくく、打ち込んだ後でも検査が容易である。この釘は、ほとんどの場合はコイル状に連結されて売られており、自動釘打機を用いて打ち込む。強度が高く、色による判別が容易なため、木造軸組工法の建築物で鉄丸くぎ(N釘)の代わりに用いられることも多い。なお、枠組壁工法において、厚さ9mm以上の構造用合板(特類)を、CN50釘を用いて、外周部において100mm間隔、中間部において200mm間隔で枠材に打ち付けた壁は、壁倍率3.0倍 (=5.88kN/m) の強度をもつ耐力壁として認められており、また初期剛性と粘り強さに優れているため、耐震性・耐風性が非常に高い。この際、釘頭は構造用合板にめり込んでいてはならない。2×4(ツーバイフォー)工法(=枠組壁工法)の建築物に使われる釘。鉄丸くぎ(N釘)よりやや細めで、せん断強度に劣る。このため、現在ではほとんど用いられない。代わりに2×4用太め鉄丸くぎ(CN釘)を用いる。石膏ボードを木材に取り付けるために用いる釘。石膏ボードは火に強いが強度的にはもろいので、この特性に合わせて形状・材質が工夫してある。なお、木造軸組工法及び枠組壁工法において、厚さ12mm以上の石膏ボードを、GNF40釘を用いて、外周部において100mm間隔、中間部において200mm間隔で打ち付けた壁は、壁倍率0.9倍 (=1.76kN/m) の強度をもつ耐力壁として認められており、また初期剛性と粘り強さに優れているため、耐震性・耐風性が高い。この際、釘頭は石膏ボードにめり込んでいてはならない。シージングボードを木材に取り付けるために用いる釘。シージングボードは水に強いが強度的にはもろいので、この特性に合わせて形状・材質が工夫してある。なお、木造軸組工法及び枠組壁工法において、厚さ12mm以上のシージングボードを、外周部において100mm間隔、中間部において200mm間隔で打ち付けた壁は、壁倍率1.0倍 (=1.96kN/m) の強度をもつ耐力壁として認められており、また初期剛性と粘り強さに優れているため、耐震性・耐風性が高い。この際、釘頭はシージングボードにめり込んでいてはならない。釘胴部表面に凹凸をつけ、表面が亜鉛めっきされている釘。一般的に釘は引張りにはやや弱いが、この釘はその弱点を補ったもので、鉄丸くぎに比べ2倍程度の引き抜き耐力を持つ。鉄丸くぎ(N釘)より太く、表面が亜鉛めっきされている釘。せん断強度に優れる。この釘は、Zマーク補強金物を取り付けるために用いられる。造作用部材等、構造耐力上重要でない部分に用いられる釘。鉄丸くぎ(N釘)に比べて断面積は半分程度と大変細く、せん断強度は半分程度しかない。従ってこれを構造耐力上主要な部分(構造用合板の打ち付けなど)に用いてはならない。色は黄色または金色に塗装されているものが多い。この釘は、コイル状に連結されて売られており、自動釘打機を用いて打ち込む。日曜大工・仮止めなど、構造耐力上重要でない部分に用いる釘。鉄丸くぎ(N釘)より細めで、せん断強度に劣る。従ってこれを構造耐力上主要な部分(構造用合板の打ち付けなど)に用いてはならない。色は素地(鉄の色)。この釘は、ホームセンターなどで小箱に入って売られており、手打ちで打ち込む。日本古来の建築に用いられる釘。鉄をたたいてつくり、四角い断面を持つ。新潟県三条市には20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮や全国各地の神社仏閣の修理復元に使用される和釘を打つ、火造りのうちやま(外部リンク参照)がある。鉄道のレールを固定するのに用いられた釘。頭部が両耳のある犬の顔の形に似ていることからの名称である。日本刀を柄に、火縄銃を台(銃床)に固定するために用いる竹、木などによるもの。U字型をした釘で、股釘(またくぎ)、つぼくぎ、ステープルともいう。絶縁のための被覆のあるものとないものがある。絶縁被覆のあるものは、おもに電灯線、同軸ケーブルなどを固定したいときに挟んで押さえ込むように打って使用するが、木材以外には基本的に使用できない。被覆のないものは複数の木材を接合する場合などに使用する。鎹(かすがい)も参照。コンクリートの壁などに対し、板などの比較的軽量なものを固定するときに使用する。重量物などにはコンクリート釘は使用せず、アンカーボルトを使用する。建築では寄棟の屋根の隅木の固定など組木としない大きな梁などに用いる。またわら人形に打ち込むなど呪いの儀式に用いられる呪術の道具としての認識が定着している。呪いに使う釘は耳(釘抜きを引っ掛ける部分)の無い物を使うとも言われる。右利きの場合、釘を左手で支え、右手に持った金槌などで打ち込む。左手で次の釘を取り出すことが一般的だが、釘を口に含み口の中で取り揃え頭の方向を向けた釘を左手で取り出すような所作をする大工がかつていた。これは、方向を揃えることで早く打てるようにするためと、釘に湿気を持たせ錆びることによって接合力を高めようという意図もあった。現在では、多量に打つ場合は自動釘打機を使うのが普通であるので、口に含むような所作をする事はほとんど見られない。打ち間違いや、解体作業を行う場合はバールで釘を抜く。打ち込む母材と平滑になるまでは金槌などで打ち込めるが、それ以上に沈める場合は釘締めといわれるような金属棒状のものをあてがい叩き込む。この沈んだ部分を目止め材などで埋め込めば、表面上に釘は見えなくなる。上記のような規定があるにもかかわらず、鉄丸くぎ(N釘)や2×4用太め鉄丸くぎ(CN釘)を使わなければならないところに、誤って細いロール釘(NC釘)や梱包用鉄釘(FN釘)を使ってしまうことがある。特に検査が厳重な場合でも、釘の種類までは検査しない場合が多いため、この手の欠陥はかなり多い。釘の間隔を守らなかったり、釘頭が構造用合板などの面材にめり込んでいることもある。このような欠陥住宅は、耐震性・耐風性が低くなる。また、家が常時揺れるなどの支障も来たしやすい。このため、建築主、設計士、施工業者ともよくチェックする必要がある。誤使用の主な原因は、釘の種類が多すぎてどれを使えば良いのかわからないことや、釘に関する知識が不足していることが挙げられる。また、釘の箱に「普通鉄釘」などという不明瞭な表記がされており、紛らわしいことも一因である。なお、現場に置かれている釘の箱に、「NC」「FN」「MN21-50」「MN25-65」「MNF31-75」などの表記があったら、その釘が構造耐力上主要な部分に使われていないことを確認する必要がある。万一、構造耐力上主要な部分において、釘の種類を誤って使っていたり、釘頭がめり込んでいたりしたら、それらの釘をすべて無効とし、正しい釘を打ち直す必要がある。なお「出る釘は打たれる」は、誤用であり、正しくは、「出る杭は打たれる」である。

出典:wikipedia

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