ピーチ (Peach)は、任天堂のコンピュータゲーム・マリオシリーズに登場する架空の人物。ピーチ姫 (Princess Peach) とも呼称される。マリオシリーズのヒロインで、キノコ王国の姫。かつて日本国外ではPrincess Toadstool(毒キノコ姫)の名が付けられていたが、『スーパーマリオ64』などの一部のマリオパーティシリーズを除くNINTENDO64作品以後はPrincess Peach(ピーチ姫)が徐々に増えて行き、GC・GBA作品以降はPrincess Peach(ピーチ姫)に完全統一されている(ただし、『スーパーマリオ64』のオープニング内での手紙の内容には、「Princess Toadstool」の名も使用されている。なお、最初にアメリカでPrincess Peachの名前が登場したのは1993年にスーパーファミコンで発売の『ヨッシーのロードハンティング』)。普段ピーチが暮らすピーチ城には多数のキノピオが仕えており、特にキノじいと呼ばれる老人は側近としてピーチの世話の他に、政治や外交など国家運営の上で大きな役割を担っている。人間の家臣は描写されたことがない。国民からの人望は厚い模様で、彼女自身も地方自治を認めている(ただしキノコ王国の政治について触れられたことはあまり無い)。年齢は「不詳」「ゲーム上ではトップシークレット」となっているが、『マリオ&ルイージRPG2』で赤ん坊時代のマリオ、ルイージと同時に赤ん坊のピーチが存在しており、その際はマリオたちよりもやや年下として描写されている。キノコ王国侵略を企む悪役の大魔王クッパから好意を抱かれており、その度にクッパから何度となくさらわれることになる。この際は毎回のようにマリオたちに助け出されており(一部例外もあり)、作品においても「よくさらわれる人物」と描写されている。なお、『スーパーマリオブラザーズ』など初期の作品では、姿を変えられた国民を元に戻す魔法が使えるとされ、それがクッパにさらわれる要因となっていた。現在「魔法が使える」ことが強調されることは少ないものの設定そのものは残っており、『スーパーマリオRPG』では「スペシャル技」として回復技などを使用し、『大乱闘スマッシュブラザーズX』、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では一部の攻撃が魔法属性扱いされている。『マリオ&ルイージRPG』シリーズでも『2×2』の最終決戦時や『3!!!』のオープニングにおいて魔法のようなものを使用している。ただし、ピーチ自身、まだ魔法をコントロールし切れていない節があり、特に『スーパープリンセスピーチ』では、喜怒哀楽の感情によって竜巻や火炎を巻き起こしたりしている等、魔力を暴走させているかの様な描写が描かれている。性格設定は、基本的に「心優しくお淑やか」と言われており、作品ごとに差異が見受けられる。後述のように、初期作品はお転婆な面が描写されることが多く(現在も時折見受けられる)、『マリオパーティ4』までは「ちょっとイジワル」という性格設定がなされており、他人のアイテムを横取りする姿も見られたが、5作目以降は消滅している。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では「お転婆」、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では「マイペース」、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では「上品」、「優雅」という性格設定がされている。しかし現在の作品でも、ピーチも上品というよりお転婆やマイペースに近い極端な性格描写がされることもある。任天堂の公式ホームページで展開されているゲーム紹介動画『ニャニャニャ!ネコマリオタイム』ではネコマリオと一緒にネコピーチとして登場している。解説者としての立場がメインとなっているが、時折マリオを攻めたり、場をまとめたりする。「嘘でしょ!?」が口癖。ブロンド(金髪)のロングヘアー、青い瞳とピンクのドレスが特徴(初期は茶髪)で容姿端麗な美女。顔については作品毎に描写が異なり、幼さを感じさせる場合(『マリオストーリー』、『ペーパーマリオRPG』、『スーパーペーパーマリオ』など)もあれば、大人っぽさを感じさせる場合(『マリオカート ダブルダッシュ!!』、『マリオパーティ6』など)もある。『スーパーマリオブラザーズ2』以前の作品では『スーパーマリオブラザーズ』のパッケージ画像ではピンク色の服を着ていたが、ゲーム中では白いドレスを着ていた。また、画像技術の関係でゲーム内でははっきりとした顔の描写はなかった。髪型はポニーテールにしていることもある。初登場の『スーパーマリオブラザーズ』ではマリオよりも背が低くマリオの首ぐらいまでの高さだったが、『スーパーマリオブラザーズ3』で同じくらいの高さになり、『スーパーマリオワールド』以降はマリオよりも背が高くなった。服は多くの種類があり、ドレスのバリエーションは『スーパーマリオサンシャイン』で使ったノースリーブのドレス(夏服)、基本的なスポーツゲームで使うミニスカートのワンピース(初期はドレスに近いデザインのミニスカートで、現在はノースリーブのものとなっている)やノースリーブとショートパンツの運動服、『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』の競技で使用したミニスカート、『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』の体操・水泳競技で使用したレオタードと水着(レオタードも水着もデザインは全く同じ)がある。また、作中には登場しないが普段愛用しているロングドレスも細部のデザインが異なる物を何着も持っている(『マリオストーリー』より)。『スーパーマリオストライカーズ』からは完全に作品ごとのスポーツに特化したタイプの服も登場するようになり(王冠はつけたまま)、『マリオカートWii』および『マリオカート8』において、バイクおよびATV使用時にはライダースーツ(白地にピンク色のラインが入り、同色のマフラー、グローブ、ブーツ)を着用している(王冠はつけたまま)。『スーパーマリオ 3Dシリーズ』では変身し変化したドレスも登場し、『スーパーマリオ 3Dワールド』では変身し全く別の服になったピーチも登場した。変身と関係無くドレスと関係の無い服を着ることも『Dr.マリオ』の時点であり、『Dr.マリオ』ではゲーム中には登場しないものの、ナース服を着たピーチのイメージイラストがある。他にも『KYOTO CMEX 2009』のイラストでの着物姿、『Newニンテンドー3DS』のPRでの白と黒のボーダー柄ワンピース姿がある。毎度クッパにさらわれるピーチだが、初期設定ではお転婆な性格で『スーパーマリオUSA』ではプレイヤーとして初参戦。空中を数秒間フワフワと飛ぶ能力を披露している。『スーパーマリオRPG』ではビンタグローブやパラソル、センス、フライパンなどを武器として使ったが、GC作品で「おしとやかな?」性格と説明されて以降はおっとりした性格になっている。ただし、『スーパーペーパーマリオ』でもパラソルを武器として用い、マリオやクッパ、ルイージと共に冒険の旅も果たす。『スーパーマリオ 3Dワールド』では純粋なアクションゲームにおいて久々のプレイヤーとして参戦。空中をフワフワと飛ぶ能力が健在の他、側転といったマリオが行っているアクションもできるようになった。『マリオパーティ アドバンス』では住民の悩みを解決するなどややお転婆な部分は残っている。ゲームジャンルやストーリーなどのため自活的に動く作品では活動的に描かれることがある。『ペーパーマリオ』シリーズでは、行動的であるが性格の優しさも他のシリーズより強調されているという、中間的な性格の描写がされている。また『マリオストーリー』では「もっとおしとやかと思ったらそうでもないんですね」と指摘されて非常に焦り、『スーパーペーパーマリオ』のストーリー中においては怒らせるとかなり怖い性格となっている。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にも、本人を模したフィギュアという設定で『大乱闘スマッシュブラザーズDX』より登場している。派手な闘いを繰り広げ、部下のキノピオを盾にするという技「キノピオガード」の説明では「いいんです姫だから。」と書かれるなどお転婆色が強く描かれている。カラーにも出典があり、白のみ桜井政博が「ウェディングカラーの一つ」と語っている。『大乱闘スマッシュブラザーズX』では現在の設定により性格の変化に伴い、穏やかでマイペースな性格に描かれている。最後のきりふだは、ステージにいる相手を眠らせ回復効果のあるモモを多数降らせる「ピーチブラッサム」。アドベンチャーモード「亜空の使者」では、上述の性格を強調するような演出が多い。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』ではピーチ自身が「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」で「上品なワザの数々」と称して優雅な戦いを披露した。クッパやその他の悪役キャラクターに何回もさらわれているが、2005年に発売された『スーパープリンセスピーチ』では初の主役へ昇格。以前までと立場が逆転し、マリオやルイージ、キノピオを救出のために自らクッパへ立ち向かっている。ソニックシリーズのキャラクターと深く関わる『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』のエピソードモードではブレイズと行動している。エミーやデイジーと比べると落ち着いており、外伝で招待状を作っていた時もデイジーに誘われ、ショッピングに行きたいと言い出したエミーを「さっききちんと手伝うと言ったばかりでしょう?」と窘め、クッパにも「やるしかないわね」と言って立ち向かうなど、真面目でしっかり者な性格。その一方思慮深い一面や、文句を言いに来たクッパやDr.エッグマンに勝ったにも関わらず招待状を持ってくると言うなど優しい面も見せた。ガールズを代表してルージュと勝負するなど、ガールズの中では出番は多い。また、本作では霧の偽物に魔法攻撃らしき技を使っている。『マリオ&ルイージRPG2』から、ピーチの幼少版であるベビィピーチが登場した。王冠をかぶっていることやおしとやかな点はピーチと同様だが、ヘアースタイルが異なり短髪となっている。ベビィマリオ、ベビィルイージと違いおしゃぶりをしている。『マリオ&ルイージRPG2』と『ヨッシーアイランドDS』ではベビィ服を着ていたが、『マリオカートWii』以降はピーチのドレス(ワンピース)に近いコスチュームで靴を履いて登場している。『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』ではベビィデイジーと一緒にピーチリンクでかくれんぼをしている。『ペーパーマリオRPG』のラストボスとして登場。1000年前の世界を支配して闇に覆いつくした魔物「カゲの女王」の魂がピーチに憑依し、その身体を乗っ取ったもの。カゲの女王は魂だけの状態で封印されていたため、封印を解いた後には新たな身体を必要としており、カゲの女王を利用しようと企んでいたバツガルフがピーチに憑依させた。カゲの女王の絶大な魔力によってピーチの意識は押さえ込まれており、ピーチの自我はほとんど無い。憑依後は服装が変化しており、漆黒のドレスをまとい、襟飾りやマントなど新たな装飾も加わっている。最初は、服装以外はピーチそのものの状態だが、時間が経ってカゲの女王が本来の力が目覚めると、カゲの女王の魂および元々の姿と思われる巨大な女性の影が発生・実体化してピーチを覆い、ピーチ本体の姿はほとんど見えなくなる。ピーチの身体は適性が高かったようで、最初カゲの女王は強大な力を存分に振るったが、マリオたちの意思に反応したスターストーンで世界中の願いの力が集まると、ピーチの身体、およびかすかに残った意識もカゲの女王に抵抗し始めて、うまく力を使うことができなくなった。カゲの女王が完全に滅んだ後は、傷もなく元の姿に戻っていた。『マリオカート8』にプレイヤーキャラクターとして登場。メタルマリオと同じのように身体が金属化したピーチ姫。銀一色のメタルマリオとは異なり、名前のように体色がピンクゴールド風のメタリックカラーになっている。体型はピーチと変わらないが、重量級となっている。『スーパーマリオ 3Dワールド』では変身アイテムを得ることで「ファイアピーチ」、「ネコピーチ」などマリオ同様のパワーアップ(変身)を使用できるようになった(スーパーマリオ 3Dワールド#パワーアップ(変身)を参照)。任天堂公式サイトで配信されている『ニャニャニャ! ネコマリオタイム』では、上記の変身形態を元にした「ネコマリオ」と「ネコピーチ」が司会進行役として登場する。『マリオカート8』では有料DLCとして、「ネコピーチ」がプレイヤーキャラクターとして登場。
出典:wikipedia
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