LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

トロンボーン

トロンボーンは、金管楽器の一種である。2つの長いU字型の管を繋ぎ合わせた構造を持ち、通常、その一部(スライド)を伸縮させて音高を変える。一般的なテナートロンボーンとバストロンボーンの調性は変ロ調 (B♭) であるが、いずれも実音で記譜される。語源はラッパを意味するイタリア語 に、より大きなものを表す接尾語()を付けたものであり、「大ラッパ」という意味である。スライドの伸縮で音高を変えるスライド式の楽器が一般的だが、バルブ式のものも存在する。最も標準的な調性は変ロ調(B♭)であり、スライドの他に1個ないしは2個のバルブと迂回管を持つもの(テナーバストロンボーン、バストロンボーン)もある。追加のバルブは低音域の拡張や、スライドを動かす距離を短くして操作性を向上させる役割を持つ。バルブを持たないものは通常、前後の重量の均衡を取るための「バランサー」と呼ばれるおもりが、後方のU字管の近くに取り付けられている。スライドは内管と外管を重ね合わせた構造なので、内外のスライドが重なっている長さが、近いポジションでは長く、遠いポジションでは短くなる。このため開発初期は、近いポジションの時には摩擦抵抗が大きいため力の弱い女性などには微調整が難しく、遠いポジションでは抵抗が小さいため微調整時にずれやすいという問題があった。また、重なりが短くなる遠いポジションの時ほど息もれが激しくなるという問題もあった。これらは後に、内管の先端を微妙に太くした「ストッキング」という部分で外管内面と接するよう改良したことによっていずれも解決され、楽器としての性能が向上した。収納の際はベル側のU字管とスライド側のU字管とに分割できる。まれに、ホルンに見られるようにベルにネジ山を切って分割できるようにしたデタッチャブル・ベルの楽器もあり、アルト・テナー・バスの一部の楽器にそれぞれ採用されている。左手で楽器の重量を支える。中指・薬指・小指で楽器を握る。1個のバルブがある場合、そのレバーは左手親指で操作することが多い。2個のバルブがある場合は、2個のレバーをともに親指で操作するもの、一方を親指で操作し、他方を中指で操作するものなどがある。自由な右手でスライドを軽く持って操作する。スライドには、最も手前の第1ポジションから、最も遠くまで右手を伸ばしたところにある第7ポジションまでがある。ポジションが1つ遠ざかると半音下がる。この仕組みと各ポジションで得られる倍音の組み合わせで音階を作ることができる。低音域について、管長が長くなるにつれてポジションの間隔が広くなっていくため、迂回管が2本あるバストロンボーン以外の楽器ではヘ音記号下第3線のH(1オクターヴ下も同様)を演奏することができない。ギターのフレットに当たるような特別な目印はないため、奏者は自分の感覚でポジションを定めて音程を得る。そのため初心者にとっては正しい音程での演奏は難しいが、熟練すればスライドの微調整によって正確なハーモニーを得ることが出来る。またスライドはグリッサンドの演奏を容易にしている。スラーを演奏する際も、音の区分がはっきりしないスライドの性質を考慮して、ソフトタンギングで行う。広く使われる特殊奏法としては、隣り合った倍音同士を高速に移動するリップトリル、巻き舌で演奏するフラッタータンギング、演奏しながら声帯を振動させる重音などが挙げられる。他の金管楽器と同様に、音色を変える目的で種々の弱音器(ミュート)が使われる。非常に古い歴史を持つ楽器であり、起源はトランペットと共通である。地域によっては、古くはサックバットと呼ばれた。15世紀頃にスライド・トランペットの一種から発生したと考えられており、基本的な構造は昔の姿をそのまま留めている。ただし、細部のデザインは異なり、奏法も現代のトロンボーン奏法とはかなり異なる。トロンボーンの音域は成人男性の声域に近い。またスライドによって音程をスムーズに調整できる事から得られるハーモニーの美しさなどから「神の楽器」といわれ、教会音楽に重用された。古くからミサにおける聖歌の合唱等の伴奏楽器に使われ、オラトリオ(ハイドンの天地創造などが有名)やレクイエム等にも多用されているが、世俗的な音楽においては使用を自重する風潮があった。交響曲で最初にトロンボーンを使ったのはベートーヴェンで、交響曲第5番の第4楽章で用いた。これは当時「世俗」的と考えられていたオーケストラに、教会で使われていた「神聖」な楽器を使ったという点で画期的なことであった。大編成のオーケストラに定席を得たのはロマン派の時代である。19世紀、おそらく1820年代にはバルブ(ロータリー)の追加が行われた。これ以降各地のオーケストラではバルブトロンボーンが盛んに使われたが、19世紀中葉から第一次世界大戦前後にかけて徐々にスライド式の楽器が復権していった。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団では1880年頃までバルブ式だったと言われている。バルブ(ロータリー)の改良はさらに進み、円錐形のセイヤー・バルブ、円柱を横倒しにした形のハグマン・ロータリー、演奏家リンドベルイが開発に関わったCL2000バルブや、ヤマハの細長いVバルブなど、様々な機構が開発されている。楽器の調性は音域による分類に後述されるとおりB♭やE♭、Fなど様々だが、楽譜はピアノなどと同じく実音で書かれる。低音部譜表が一般的だが、高音のパートではテナー譜表・アルト譜表も使われる。オーケストラでは曲中で譜表が変わることは少なく、1番がアルトまたはテナー譜表、2番がテナー譜表、3番(バス)が低音部譜表というのが一般的である。吹奏楽においては基本的に低音部譜表に記され、高音部分に稀にテナーあるいはアルト譜表が用いられる。英国式ブラスバンドではバストロンボーンのパート以外は移調楽器として扱われ、実音に対し長9度高いト音譜表で記譜される。ヨーロッパの吹奏楽譜においても移調楽器として扱われ、実音に対し長9度高いト音譜表、あるいは長2度高いヘ音譜表で記譜されていることも少なくない。トロンボーンは、その音域・機能などによって以下の様に分けることができる。また、テナートロンボーンやF管アタッチメント付テナートロンボーン等を、管の内径(ボアサイズ)によって太管、中細管、細管と細かく呼び分けることもある。その際、スライドのマウスパイプ側とジョイント側で異なるボアサイズを組み合わせたものはデュアルボアと通称される。スライドではなく、3個以上のバルブを備えたものである。ピストン式が多いが、ロータリー式のものも存在する。スライド式の楽器と同様に色々な音域のものがある。19世紀前半の金管楽器のバルブ機構の発明に合わせて誕生したため、19世紀から20世紀初頭にかけてはイタリアやフランス、中欧地域を中心に広く(一時はスライド式以上に)用いられた。その後、スライド式が楽器や演奏技術の向上によって復権を果たすと廃れていったが、一方ではジャズなどポピュラー音楽の世界で使われるようになり(ファン・ティゾール、ボブ・ブルックマイヤーなどが著名な奏者としてあげられる)、クラシックの分野でも20世紀終盤以降は再び使用が試みられるようになった。ドイツ管とも呼ばれる、やや大きめのベルを持つ楽器で、均一化が進んだ他の地域のトロンボーンとは一線を画している。やや細目のボアと響きを抑える為のクランツと呼ばれる金属片が縁についた比較的大きなベルを持ち、弱音時の円錐管に近い柔らかい響きと、強音時の鋭く割れた響きが特徴的である。その音色から、日本などではクラシック音楽でドイツ系の楽曲を演奏する際に使われることが多い。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。