新琴似駅(しんことにえき)は、北海道札幌市北区新琴似8条1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG05。電報略号はコニ。札沼線は桑園駅から当駅までが高架区間、次の太平駅から終点の新十津川駅まで地上区間となる。新琴似という地名は、1887年(明治20年)に入植した屯田兵の新琴似兵村に由来する。兵役終了後、新琴似兵村部落会が札沼線敷設に際して駅を置くよう運動して、新琴似駅が設置されることになった。駅設置当時の村の中心は北西側で、周辺は農地だった。後に工場が進出したが戦後に閉鎖、移転してなくなった。1978年(昭和53年)に札幌市営地下鉄南北線の麻生駅ができた頃から宅地化が急速に進み、一帯は全面が市街地になった。かつては駅東南約300mに札幌市電鉄北線(てつほくせん)の終点である新琴似駅前停留場(しんことにえきまえていりゅうじょう)が設置されていたが、札幌市営地下鉄南北線の麻生駅延伸を待たずして廃止された。ホームは相対式2面2線の高架駅。ホームへは、階段・エレベーターのほかに上下両方向のエスカレーターが設置されている。2012年5月31日までは八軒駅、新川駅と並び、非電化・高架・複線という珍しい構造の駅だった。高架化工事中、当駅周辺では一時的に線路を(複線のまま)もとの路盤よりも更に北西側(現下り線の更に外側)に振った。現駅舎は旧駅のほぼ真上に構築された。桑園駅管理の業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口(営業時間5時40分 - 22時15分)、自動券売機、自動改札機、ICカードチャージ機、セブン-イレブン(北海道キヨスク運営、サンクスから転換)設置。待合室にはパン専門店ベーカリーベル新琴似店(日曜定休)もある。待合室には、苔生した熊の像がある。これは旧駅舎の札幌方面行ホームにあったものを移設したもので、公募によって「新ちゃん」と名づけられた。いつ頃から置かれたのかは不明だが、ご神体のような役割があるといわれた、旧駅時代にいたずらをされた時には、駅の売上げが落ちたという言い伝えがある。この熊の像は寄贈されたもので、一度片付けたところ事故が起きたため、今では手厚く保護されている。東口は南東に約500メートル離れた麻生駅を中心とした麻生地区の外れにあり、その位置関係の微妙さから、一部の乗り換え需要を除けば人の流れを引き付ける求心力は乏しかった。一方、西口はかつての新琴似兵村の中心であり、西5丁目樽川通沿いを中心に体育館や図書館等の公共施設が立ち並び、商業施設が集積する麻生地区とは別の拠点を形成している。但し、広大な新琴似の住民の多くが利用する北海道中央バスの路線バスは地下鉄南北線麻生駅や北24条駅、札幌ターミナル等をバスターミナルとしており、新琴似駅を利用する住民の割合は限られる。複線電化完成後、駅周辺には大小のマンションが集積し、地下鉄とは競合しない利用者層が目立ち出している。2014年度の1日平均の乗車人員は3,738人 である。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。