火野 レイ(ひの レイ)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。声優は、テレビアニメが富沢美智恵で、『Crystal』が佐藤利奈。実写版は北川景子が演じた。英語名(北米版)はRaye Hino(レイ・ヒノ)。原作・実写版では第3話、『Crystal』では第2話、テレビアニメ版では第10話で初登場。セーラーマーズに変身する。黒髪(紫に近い)でストレートのロングヘアー。瞳の色は紫。ちょっぴり意地悪で怒ると怖い、気の強い性格の霊感少女。普段は中高一貫の私立T.A女学院に通う。祖父は自身の住む神社の宮司で、父親(ドラマ版では隆司という名前)は政治家。母親(ドラマ版ではリサという名前)は既に亡くなっており、キリスト教の墓地に埋葬されている。家が神社であるため、家にいる際は祖父の手伝いで普段は巫女装束を身につけていることが多い。自身も生まれながら強い霊感を持っており、迫りくる危機をいち早く察知したりする。また、炎の力を借りた占いやおまじない、祈祷が得意。神社の名称は「火川神社」で、九字を切り護摩を焚く、神仏分離を免れた社のようである。レイ自身が霊感を持っていることもあって近所の人からは疎遠されていた。テレビアニメではこの火川神社はセーラー戦士たちの集まる場所になっている。フォボスとディモスという名前の2羽のカラスをこの神社で飼っており、原作では本来の姿となってレイのもとに現れたことがある。原作では第五期でうさぎの目の前でセーラーギャラクシアにセーラークリスタルを抜かれ消滅し、後に他のセーラー戦士共々彼女に操られた状態で復活するが、セーラームーンに全員倒されて消滅し、戦いの後に復活してうさぎと衛の結婚式に出席した。テレビアニメでは、第45話でうさぎ以外では最後まで生き残り、DDガールズの一人を「ファイヤー・ソウル」で倒すも、もう一人のDDガールズによって致命傷を負う。しかし、最後の力を振り絞って残りのDDガールズも倒して死亡したが、後に銀水晶の力によって蘇り、うさぎたちとの記憶を失った形で蘇った。第196話でもセーラースターライツやセーラームーンを庇い、他の内部戦士共々スターシードを抜かれて消滅したが、戦いの後に復活した。巫女という設定になったのは、作者が大学時代に芝大神宮で巫女のアルバイトを経験したため。なお、初期設定では名前が「夜野みやび」だった。なお、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイの名前のモデルは火野レイからである。プロフィールは殆ど原作のもの。原作とテレビアニメでのキャラクター性の違いが、他のキャラクターに比べて顕著である。ミュージカルでは演じるキャストによって設定が変わり、原作がベースの場合もあれば、テレビアニメがベースとなっている場合もある。また、実写ドラマと『Crystal』では原作の設定をベースとしているものの、若干の相違もある。うさぎのことを原作と『Crystal』では最初は「うさぎちゃん」、途中から「うさぎ」と呼ぶようになった。テレビアニメでは主に「うさぎ」で、他の内部太陽系戦士が「うさぎちゃん」と呼ぶのに対しレイのみ呼び捨てである(他にも「バカうさ」や「ドジうさぎ」などと呼んだこともある。なお、初対面時は「月野さん」)。実写では最初から「うさぎ」と呼んでいる。この火野レイのキャラクター性の相違も、原作者・武内直子のテレビアニメでの不満要素の一つになっている。火星を守護星に持つ炎と戦いの戦士。アニメや実写では「情熱の戦士」とも評される。セーラー戦士に変身後も戦闘にお札を用いて相手の動きを止める他、妖気や邪悪の力などを感知する不思議な霊能力も持っている。戦いの戦士と評される通り、登場当初から戦闘担当的な描き方をされており、セーラージュピターと並んで高い攻撃力を強調する戦闘シーンが多かった。戦闘力の高いセーラーマーズは、セーラー戦士の中では戦闘隊長のような役割。最も鋭い霊感と炎の力を巧みに使う攻撃はセーラー戦士たちの軍神として恐れられている。実写版では体は一番小さいが、初めて変身した時から能力の高さを見せている。その後、強敵にも怯まない負けん気の強さで物語が進むにつれて確実に実力をつけていき、特殊技、格闘技共にヴィーナスを除けばセーラー戦士最強と呼べるほどの戦闘力を発揮する。ただし、セーラームーンがメインの回ではムーンをかばってあっさり倒されてしまうこともある。25話で妖魔の冷凍攻撃に対し、主力技の妖魔退散で抵抗するが冷気でかき消されヴィーナス、ジュピターとともに氷漬けにされた。決めゼリフは、原作では「ハイヒールでおしおきよ!」、アニメでは「火星に代わって折檻よ!」。テレビアニメではその他に「悪霊退散(3DO対戦格闘ゲーム)」。「赤いハイヒールが炎となってお怒りよ!」・「浄化の炎で祓いたまえ、清めたまえ!」など豊富にある。原作第三期の登場セリフは「火の星! 火星を守護にもつ戦いの戦士! セーラーマーズ参上!」。テレビアニメ第56話の名乗りは「情熱の炎と臨・兵・闘・者! 祈りの力で悪を討つ! 赤いヒールのセーラーマーズ!」。ミュージカルでの登場セリフは「愛と情熱の戦士、セーラーマーズ!」。『Crystal』での名乗りシーンの背景は火星とガーベラの花。セーラー戦闘服は赤メインで、原作とテレビアニメではセーラー襟のラインの本数が異なる(原作3本線、テレビアニメ1本線)。胸前のリボンは紫(原作では黒、後に紫で塗られることが多かった)。また、ピアスのデザインも異なる(どちらも色は赤だが、原作は六角星、テレビアニメでは五角星で、テレビアニメでもスーパーセーラーマーズへのパワーアップ以降は六角星になっている)。後ろ腰のリボンは赤色。靴は赤いハイヒール。原作と実写版では下腹部あたりの部分にブローチのような赤い宝石の飾りがついている。イメージカラーは赤。アニメの決めゼリフ「火星に代わって折檻よ!」は、「アニメージュ」1992年6月号の「第1回セーラー大賞」の一般公募で決められた(マーキュリーの「水でもかぶって反省しなさい!」もこの時の公募作)。ただし採用作は「〜折檻じゃ!」だったが、完成作は女らしく「〜折檻よ!」となった。
出典:wikipedia
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