『capeta』(カペタ)は、モータースポーツを題材とした日本の漫画作品。作者は曽田正人、共同原作者は冨山玖呂。『月刊少年マガジン』にて2003年3月号より2013年4月号まで連載された。単行本は全32巻。第29回講談社漫画賞少年部門受賞。テレビ東京系列でアニメ化もされている。この作品の主人公はカートに魅せられた少年・平勝平太(たいら かっぺいた)。曽田の作品の例に漏れず、この主人公も初めてのサーキットで度肝を抜く走りを見せるなど、天才肌の人物である。コース上でのライバルとの戦いと並んで、レース界の厳しい実力主義や、個人活動を続ける困難も描かれており、主人公は徐々に支援者を増やしながら、それらの逆境を乗り越えていく。漫画本編は主人公がプロレーサーを目指してヨーロッパへ旅立とうとする時点で完結し、その先の未来像については語られなかった。曽田は連載終了にあたり「完結については2年前にほぼ決めました」「この終わり方がベストだと確信しています」と述べている。なお、以前に行った小林可夢偉との対談では、主人公のF1デビューレースとしてイメージしていたこと(チャンピオン相手に一歩も引かないバトル)を、小林が2009年ブラジルGPで実際にやってくれた、と語っていた。漫画とのコラボレーション企画として、2011年の全日本F3選手権に参戦した山内英輝が、主人公と同じカラーリングのマシンで出場した。幼くして母を失い、父と2人で暮している少年、平勝平太(通称カペタ)。ある日、カペタの父は捨てられていた材料を使って手製のレーシングカートを造り、それをカペタに与えた。これが彼の運命を大きく変えることになる。カペタは仲間たちと「チーム・カペタ」を結成し、ジュニアカートに参戦。そこでライバルかつ目標となる源奈臣と出会う。中学生になったカペタは、カートレース界の有力選手に成長。3年間使い古したマシンで苦戦しながらも、志波リョウを退けて全日本カート選手権ICAクラスのチャンピオンを獲得する。活動資金が底をつき、カペタはレースを諦める事を覚悟するが、親友である安藤信に助けられ、ステラ自動車の新人オーディション (FSRS) に挑戦。ドライバー育成プログラム (S.D.P.) に補欠合格し、4輪レースの登竜門フォーミュラ・ステラ(Fステ)に参戦する。さらにノア・モータースポーツの竹森基に認められ、16歳にして全日本F3選手権にステップアップする。ここでもプライベーターゆえの苦労を味わうが、AYKチームの金田彬とのルーキー対決を制して、最年少F3チャンピオンを獲得する。カペタはステラワークスの一員として、世界の精鋭が集うマカオグランプリに出場。ユーロF3に挑戦していた源と再会し、優勝を賭けたマッチレースを展開する。経済不況によるメーカー支援の縮小という逆風の中で、ふたりは最高峰のF1を目指して競いあうことを誓う。作品『capeta』とモータースポーツについて解説したオフィシャル・ガイドブック。2005年10月4日から2006年9月26日までテレビ東京系列で、毎週火曜日午後6時より放送。全52話。放送局の編成により27話から放送時間が30分繰り上げになった。また、CS放送のフジテレビ739でも再放送が行われていた。原作ではカートとの出会いから、フォーミュラ・ステラ編冒頭辺りまでとなるが、終盤の展開は原作に追いついてしまったために、完全オリジナルのストーリーとなっている。第14話までの小学生編では、実年齢と同じ小中学生の子役がメインキャラクターの声優を担当していた。本作を最後に『キャッ党忍伝てやんでえ』以来中断期間を経て続いたテレビ東京火曜夕方の創通枠は廃枠となったが、2012年現在は日曜朝10時枠にて創通が製作に関与している『カードファイト!!ヴァンガード アジアサーキット編』が放送されている。
出典:wikipedia
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