『ルパン三世 生きていた魔術師』(ルパンさんせい いきていたまじゅつし)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のOVA第2作。本作品は、2002年4月3日に発売されたOVAで、1971年から1972年にかけて放送された『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(以下、『TV第1シリーズ』)第2話「魔術師と呼ばれた男」に登場し、ルパン三世に敗北したパイカルがルパンに復讐を果たすべく復活。ルパンとパイカルとの31年ぶりの対決を軸に「天球の水晶」をめぐってストーリーが展開する。前作のOVAでは声優陣が総入れ替えされて製作されたため、今作は初のオリジナルキャストによるOVAとなった。本作は『TV第1シリーズ』を踏襲して作成されており、キャラクターデザインも大塚康生調のもので、ルパンのジャケットの色は緑、次元大介は青いシャツに白いネクタイ、銭形警部の帽子は黒である。『TV第1シリーズ』のカラーリングは1987年にOVAとして発売され、同時に劇場公開もされた『ルパン三世 風魔一族の陰謀』以来実に15年ぶりである。本物の銭形はワンシーンのみの出演(『TV第1シリーズ』第2話「魔術師と呼ばれた男」では銭形は出演していない)。オープニングのタイトルバックはホワイトなど細かい演出までなされている。エンディングは峰不二子がバイクで疾走するシーンのリメイクである。音楽は現在も放送されているTVスペシャルなどと同様に大野雄二が担当し、「ルパン三世のテーマ」も使用されているが、TV第1シリーズの音楽を担当した山下毅雄の作風に近いBGMに仕上がっている(新曲は2、3曲で、ほとんどは過去のTVスペシャルのサントラから抜粋している)。世界的な怪盗、ルパン三世が今回狙うのは「天球の水晶」。7本ある水晶のうちの1本がフランスの大富豪の手にあることを知ったルパンは、予告状を送りつけた。予告状を聞きつけて銭形警部も警備に加わり厳戒態勢を敷く。その頃、館全体が突如として停電、ショーに出演していた大富豪の娘3人の衣服が消滅してしまい全裸の3人だけがライトアップされ注目を集めてしまう。ルパンは混乱に乗じて見事に水晶を盗み出して逃亡を図る。だが、ルパンの行く手をふさぐ1人の影、銃声が鳴り響く。発砲してきたのは銭形警部だった。ルパンは銃弾をよけて逃走しながら、ふと思った。「ニオイが違うぜ…俺の知ってるとっつあんとはな…」ピエロに変装して倉庫に逃げ込んだルパンに銃を片手に持って銭形が迫る。「貴様への恨み、ここではらしてもいいんだぞ、ルパン!」銃を乱射しながら殺気立って迫り来る銭形。倉庫から再び逃げ出したルパンに、銭形が口から炎を吹きつける。炎から逃れたルパンを見届けた銭形は、宙に浮いて消え去った。その後、地中海のとある街へ五ェ門の武道大会の様子を見るために赴いたルパンと次元の元へ、不二子が助けを求めて現れる。理由を問いただすルパンに、不二子はある男に追われているのだと告白する。その男こそ、魔術師と呼ばれた男、パイカル。そして翌晩、ついにパイカルがルパンたちの元へ現れる。「天球の水晶を渡せ」パイカルは再びルパンに迫ったが、ルパンたちの攻撃に一旦自分の住む島へと退散する。翌日、ルパンたちはパイカルの住む島へと赴く。果たして天球の水晶は誰の手に!?
出典:wikipedia
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