紀伊長島町(きいながしまちょう)は、三重県南部の北牟婁郡(きたむろぐん)にあった町。2005年10月11日に、隣の海山町と合併して紀北町となり、合併特例法で定められた地域自治区制度を導入して紀北町紀伊長島区となったが、2016年3月31日に廃止された。主な産業として、黒潮の恩恵を受けて漁業が盛ん。気候は温暖で雨が多い。熊野灘レクリエーション都市開発を進めており観光立町を目指している。世界遺産熊野古道がある。毎年7月には海のねぶたと呼ばれる巨大燈籠と花火の祭典燈籠祭が開催される。三重県内にはもうひとつ県北部に長島温泉やナガシマスパーランドで知られる桑名郡長島町(現:桑名市長島町)が存在していた。こちらは旧伊勢国にあり伊勢長島と称されることも多い。紀伊長島町はかつて北牟婁電気株式会社(きたむろでんき)という電気事業者が存在した。同社は本社を現在の松阪市に構えていたが、小規模火力発電所(ガス機関によるガス力発電所、出力32キロワット)を長島町(当時)の山居に置き、1915年(大正4年)12月に事業を開始した。資本金は10万円で、社長は松阪水力電気社長の安保庸三が務めた。1926年末時点における北牟婁電気の供給区域は、紀伊長島町域にあたる長島・二郷・赤羽・三野瀬の4町村と錦町(現・大紀町)であり、この地域において1926年度末時点では、電灯については需要家2,783戸に対し計5,227灯を供給、電力については電動機用に60.4キロワットを供給していた。北牟婁電気は、隣接する尾鷲電気などとともに1927年(昭和2年)5月15日付で三重合同電気(本社津市、後の合同電気)に合併された。その後の再編を経て、1951年(昭和26年)以降紀伊長島町域は中部電力の供給区域である。
出典:wikipedia
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