『ガンマー第3号 宇宙大作戦』(ガンマーだい3ごう うちゅうだいさくせん、"GAMMA3" or "The Green Slime" )は、1968年の日米合作映画。カラー、ワイド、77分(日本公開版)、90分(海外公開版)。製作 : 東映、ラム・フィルム。公開当時のポスターや書籍では『ガンマ第3号 宇宙大作戦』と表記しているものもある。東映が1966年の映画『海底大戦争』に続き、アメリカの映画会社ラム・フィルムとタッグを組んだSF特撮映画。『海底大戦争』は主演の千葉真一を始め日米キャスト混合で製作されたが、本作の日本人はスタッフのみで、キャストは全て外国人で作劇され、監督は深作欣二・田口勝彦の共同で演出された。ヒロインのルチアナ・パルッツィは英国映画『007 サンダーボール作戦』にも出演している。日本では吹き替え版で公開された。特撮は渡辺明らが1966年に創設した「日本特撮映画株式会社」が担当。同社は他社でも『大巨獣ガッパ』(日活)、『宇宙大怪獣ギララ』・『吸血髑髏船』・『昆虫大戦争』(松竹)といった特撮映画を担当している。宇宙怪物「フローラ」の着ぐるみはこのあと、東映テレビ部制作の『河童の三平 妖怪大作戦』に登場する「妖怪血なめ」に改造流用された。逆に、「フローラ」の鳴き声は、同じく東映テレビ部制作の『キャプテンウルトラ』に登場する「金属人間メタリノーム」の鳴き声の流用である。また、本作冒頭で会議室に掛けられている絵も、『キャプテンウルトラ』オープニングのイラストを流用している。日本では1968年12月8日に東映ちびっ子まつりのプログラムの一つとして公開された。同時上映は『ピノキオの宇宙大冒険』、『河童の三平 妖怪大作戦』、『人のくらしの百万年 マニ・マニ・マーチ』。クエンティン・タランティーノは本作のファンで、来日時に深作欣二と対面した折、サインをもらうために用意していたのが本作のレーザーディスクであったという。地球への衝突コースをたどる質量600万トンの二等遊星が発見され、フローラと名づけられた。フローラを爆破するためにUNSC(国連宇宙センター)の宇宙ステーション・ガンマー3号から爆破隊が発進した。フローラの爆破には成功したものの、基地に戻る宇宙船には謎の宇宙生命体が侵入していた。電気エネルギーを吸収して成長し、緑色の体液から増殖する怪物の群れに、密室と化したガンマー3号の乗組員たちはパニックに陥る。そんな中、フローラ爆破任務の指揮を執ったランキン中佐は、かつてコンビを組んでいたガンマー3号指揮官・エリオット少佐と共に、怪物の増殖を抑えるため決死の作戦を遂行する。緑色の粘液の状態で遊星フローラに生息していた地球外生命体。人間と同じくらいの大きさで、単眼と2本の触手を持つ。電気をエネルギー元としており、触手からの放電という形で攻撃手段としても用いている。その細胞は極めて高い増殖・再生能力を有しており、僅かな体液からでも分裂による無性生殖を行う事が可能。遊星フローラ上でハルパーソン博士の宇宙服に付着した粘液がガンマー3号に持ち込まれ、ガンマー3号内部に出現。その後、銃撃によって飛散した体液から大量に増殖し、最終的にはガンマー3号を占拠した。劇中で名称が明言されていないものは、緑商会から発売されていたプラモデルの商品名を用いている。※日本版と海外版では、スタッフクレジットが異なる。以下の順番は本編クレジットに準拠。以下ノンクレジットまんが王 1969年新年号付録 作画:井上智、成田マキホ
出典:wikipedia
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