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アンタレス

アンタレス(Antares)は、さそり座α星、さそり座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。夏の南の空に赤く輝くよく知られる恒星の1つである。アンタレスはかつては1733日の周期で0.88等から1.8等まで変光するSRA型の半規則型変光星とされていたが、実際はそれほど大きな光度変化は見られず、変光星総合カタログでは0.88等から1.16等まで変光するLC型の脈動変光星と、アメリカ変光星観測者協会では2180日の周期で0.75等から1.21等まで変光するSRC型の半規則型変光星と、『2008年 天文観測年表』では0.9等から1.2等まで変光するLC型の変光星と各々分類されている。従って眼視観測ではアンタレスの変光はほとんどわからない(ちなみに眼視観測で変光が分かるのは変光範囲が0.5等以上の星である)。むしろさそり座δ星の方がアンタレスより変光範囲は大きい(さそり座δ星の変光範囲は1.7等~2.3等なので、眼視観測でも変光が確認できる)。アンタレスはかつて直径が太陽の230倍とされ、「理科年表」も長らくこの値を採用していたが、実際はもっと大きな星で、直径は太陽の600倍ないし800倍である(理科年表2009年版では太陽の720倍に変更されている)。以前は明るさと表面温度から大きさを推定していたが、現在は干渉計によって実測しており、過去と現在の直径の違いはこれを反映している。明るさは太陽の8000倍ないし1万倍と考えられている。なお、赤外線を含めて計算すると明るさは太陽の6.5万倍である。非常に大きな直径と太陽よりはるかに明るい光度、そして表面温度が3500Kであることからアンタレスが赤色超巨星であることがわかる。アンタレスは実視連星で、1.09等の主星(アンタレスA)から2.9秒離れたところに5.2等の伴星(アンタレスB)が輝いている。伴星は主星から550天文単位の距離にあるものと推測されている。2つの星のスペクトル型はアンタレスAがM1.5でアンタレスBがB2.5なのでアンタレスAが赤く、アンタレスBが青白く見えるはずだが、実際にはアンタレスAとの色の対比効果によりアンタレスBは緑色に見えることが多い。またアンタレスAも「赤」とはいっても「真っ赤」というよりはオレンジがかった赤色に輝いて見える。伴星は主星の370分の1の明るさしかないが、それでもなお太陽の170倍の明るさで輝いている。2つの星の光度差が大きいため、分離には口径150mmほどの望遠鏡が必要であると言われるが、長焦点の良好な光学系を持つ80mm屈折望遠鏡で観測の報告例もある。小口径で主星と伴星を分離してみるには、両星の光度差が大きいため望遠鏡の視界のコントラストに影響を与える内面処理も光学系の精度とともに重要である。伴星は主星が月により掩蔽される際に、小口径の望遠鏡で数秒間見ることができる。伴星は、1819年4月13日の月によるアンタレス食の際に発見された。伴星の軌道についてはよく分かっていないが、878年の周期で公転しているものと推測されている。アンタレスは白道に近い位置にあるので、月による掩蔽即ち星食が見られることもある。他の恒星が月に隠される場合は、その光は瞬間的に消失するが、アンタレスでは10分の1秒ほどかかる。アンタレスの視直径(見かけの大きさ)が非常に大きいためである。また、黄道から5度以内に位置する4つの1等星のうちの1つであるため、まれに惑星による掩蔽が起きる場合がある。2400年11月17日には、金星によるアンタレス食が起きる。毎年12月2日頃、アンタレスの北5度の位置を太陽が通過する。さそり座は黄道十二宮の一つであり、従ってアンタレスは火星と大きく接近して見える場合があり、共に明るく赤い星であることから、ギリシャ語で「火星(アレース)に対抗(アンチ)するもの」を意味する名が付けられたものである。和名の赤星(あかほし)や、古い漢語で火(か)、大火(たいか)と呼ぶのも、星の色に由来している。詩経「豳風七月」には「七月流火」の句があり、「火」はこの星を指し、「黄昏時に火が西へ沈む」ことで秋の訪れを意味するが、しばしば「火の如く暑くなる七月」と誤解される。ほかにもコル・スコルピイ()、ル・クール・デュ・スコルピヨン()、カルブ・ル・アクラブ( ; )など各国語の固有名を持ち、これらはいずれも「さそりの心臓」の意。学名のアルファ・スコルピイ(、略号)で呼ばれることもある。別名vdB107とも呼ばれる。HII領域であり、アンタレスの周りを取り囲んで赤く輝いている。IC 4606は、他のHII領域のようにHα線も観測されているが、主に1階電離の鉄による輝線で光る星雲である。アンタレスはさそり─ケンタウルスアソシエーション(さそり─ケンタウルス運動星団或いはさそり─ケンタウルス星流とも呼ばれる)の最も明るいメンバーであるが、そのなかでアンタレスを中心としたさそり座周辺(てんびん座、へびつかい座も含む)の星を特にCr302(さそり座OB2またはアンタレス運動星団とも呼ばれる)と呼ぶ。Cr302は散開星団に分類されるが、明るい星が多いものの散開星団としてはまばらなので見応えはあまりない。

出典:wikipedia

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