大学の略称は佛大(ぶつだい)、佛教大。名称の通り仏教を建学の理念としている大学で、学則の第1条に「仏教精神により人格見識高邁にして活動力がある人物の育成を目的とし、世界文化の向上人類福祉の増進に貢献することを使命とする」と明記されている。元々が僧侶養成の機関であるため、全学科で浄土宗教師と浄土宗開教使の資格が取得可能である。なお、かつては仏教学を学ぶ学科として文学部に仏教学科があったが、2004年度の学科再編に伴い史学科および日本語日本文学科と統合されて人文学科となった。しかし、2010年4月に人文学科を割り振って仏教学部仏教学科を再新設し、学科内に浄土・仏教コース、仏教文化コースを設置した。学部や学科の名称から「仏教」の文字を外す傾向があるなかで、「仏教研究の核になる大学」を目指すとしている。また、同時期に新設した歴史学部は佛教大学のみに設置されており、日本初となる学部である。江戸時代初期に浄土宗が江戸で定めた関東十八檀林の流れを汲んで明治元年 (1868年) に知恩院山内に設けた仏教講究の機関 (同3年に勧学所となる) が前身である。この年を創基としており、知恩院三門前に「建学の碑」がある。その後、教学の振興と僧侶の育成を担う浄土宗の高等教育機関として発展を遂げ、学制の改革による統合・独立によって何度か校名を変更し、専門学校令による高等学院が1912年(大正元年)に設置されたことをもって創立としている。1913年(大正2年)に佛教専門学校(略称は、佛専(ぶっせん))。と改称、1949年(昭和24年)に新学制により佛教大学に昇格した。なお、1922年以前に「仏教大学」と称していたのは現在の龍谷大学であり、当大学とは無関係である。建学の理念は「仏教精神」となっている。昇格当初は仏教学部仏教学科のみの単科大学から始まったが、その後学部・学科を増やし、2014年(平成26年)現在では7学部14学科と4研究科12専攻の大学院を擁する総合大学となっている(理科系では、保健医療技術学部を設けている)。また、1953年(昭和28年)には関西唯一・仏教系大学唯一の正規課程である通信教育課程を開設。現在、6学部9学科4研究科12専攻で約2万名が受講しており、私立大学の通信教育課程としては全国有数の規模を誇っている。大学通信教育の中では取得可能な教員免許・資格が多く(詳細はこちらを参照)、「課程本科」と呼ばれる大学等を卒業した人が教員免許・資格の取得に必要な科目を履修する課程もあるほか、通信教育で唯一、宗教科教員免許の取得が可能である。浄土宗宗祖法然房源空の生家である漆間家の家紋であった杏葉に「大學」の文字を配している。1949年4月制定。佛教専門学校時代は杏葉に「専」の文字を配した校章だった(浄土宗の宗紋は、月影に杏葉である)。イニシャルの「B」の文字からカラフルな5本のラインが右方向に伸びているマーク。大学内では校章以上に目にする。1991年10月制定。本学所在地の地名である「紫野」にちなんだ「紫」を用いている。表記は「仏教大学」ではなく「佛教大学」が正しい。また、英語表記も「Buddhist University」ではなく「Bukkyo University」が正しい。つまり、「佛教(ぶっきょう)」という言葉を一般名詞としてではなく固有名詞として使っている。佛教大学学歌は佛教大学の前身、佛教専門学校時代の1936年4月に制定されたもので、作曲は音楽教育家で声明(しょうみょう)研究家の吉田恒三、作詞は仏教学者で佛教専門学校教授・後に新制の佛教大学初代学長となった小西存祐が行っている。1番は佛教大学の建つ鷹峯地区を歌い、2番は真理を求めた法然の事蹟を、3番は浄土宗を、4番では佛教大学で学ぶ仏教者としての心構えを歌っている。なお、入学式や卒業式では4番は割愛されることが多い。"佛教大学学歌歌詞解説2012年に100周年を迎えるにあたっての記念に、2010年に製作された。学内外からの1374点の応募の中から選ばれ、誕生日(10月23日・創立記念日)や性格、好きな食べ物などのプロフィールもある。入学宣誓式やオープンキャンパスなどの各種イベントにも登場しており、人気を得ている。学友会中央執行委員会の直属団体である文化会本部、体育会本部、應援團本部、報道本部の所属団体がクラブ、それ以外の無所属団体がサークルとされている。通信教育部学友会は、全国10ブロックに43支部がある。各支部では、学習を円滑に進めていくためのオリエンテーションやガイダンス、親睦会、また学習サポーターと協力して個別学習相談や情報交換会などを開催している。中でも「鷹陵祭」ではミュージシャンによるコンサートや、タレントのトークショー、吉本興業所属の若手芸人によるお笑いライブなどが行われることが恒例となっている。また、園部キャンパスが竣工した直後は「園部祭」が存在した。同リーグ戦では通算49回の優勝(リーグ内最多)と好成績を収めている。全日本大学野球選手権大会、明治神宮野球大会(最高ベスト4)に出場した。また、翌年の第28回大会でも優勝を収め、二連覇を果たした。第29回では準優勝。最高執行機関である中央執行委員会と常設議決機関である代議員会を中心に運営されている。代議員会が休会していた頃は、中央執行委員会が代議員会の職務を代行していた。大学が公認するクラブやサークルは全て学友会の団体(中央執行委員会直属団体)となっている。また、鷹陵祭や紫櫻祭などの通学課程の学生を対象とした祭典行事は学友会が主催する。学生の居住地域ごとに支部を構成し、45支部がある。夏期スクーリングの際に祭典行事を開催する。会報「紫野」の発行や慶弔業務を行っている。国内に41、海外に4の支部を設置する。二条駅東側に位置する。現在は「1号館」のみからなり、保健医療技術学部の教育・研究棟となっている。1階にカフェテリア「あむりた」や売店「ビーワンショップ」があり、2階以上に教室や各種実習室がある。二条駅西側に、将来「2号館」建設予定のキャンパス予定地を有し、京都市埋蔵文化財研究所との発掘調査から出土した物品から藤原良相邸宅跡であることが確認され、日本で初めて発掘で平安京の貴族邸宅の位置が明らかとなった。文部科学省オープン・リサーチ・センターの補助金で設立されたアジア宗教文化情報研究所を母体とし、2008年4月にミュージアムに改組され、開館した。園部校地から出土した考古遺物や浄土宗寺院調査の一環から寄託された仏像などが展示されており、「シルクロード部門」・「歴史文化部門」・「浄土宗文化部門」という部門から宗教文化に関する調査研究とその結果を公開している。併設する宗教文化シアターでは、宗教芸能を中心に無業文化財の公演が年四回行われている。当大学と同じ浄土宗の学校法人(佛教教育学園)によって運営されている学校。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。