五十石駅（ごじっこくえき）は、北海道川上郡標茶町オソベツにある北海道旅客鉄道（JR北海道）釧網本線の駅。駅番号はB60。電報略号はコク。単式ホーム1面1線の地上駅。旧下り本線が使われており、かつては上り本線（相対式ホーム）も有していた。駅舎は車掌車を改造したものである。この地域の地名より。古くは湧比別と言ったが、1880年（明治13年）4月よりアトサヌプリの硫黄が馬搬で標茶まで運搬され、標茶からここまでは釧路川を五十石船で、ここからはさらに百石船に載せ替えられて釧路まで運ばれた。または、五十石船が釧路川をここまで溯ってきたという説もある。いずれにせよ、当地は硫黄鉱山からの水運中継地として五十石船に由来して五十石を名乗るようになった（1896年まで運行された釧路鉄道は標茶まで）。小さな集落がある。　

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