スターチャイルド("STARCHILD")は、かつて存在した主にアニメ・声優・実写映画・ドラマ関連の商品や作品を取り扱うキングレコードの社内レーベル。正式名称は「スターチャイルドレコード」。通称は「スタチャ」(すたちゃ)・「星の子」とも呼ばれる。キングレコードの内部組織としては本部に相当していた。アニメ関連の楽曲の専門レーベルとしては業界でも古参であり、アニメファンへの認知度・浸透度は高かった。アニメ・声優関連以外では、『ライオン丸G』などの特撮作品、『ケイゾク』(TBS製作)・『古代少女ドグちゃん』(MBS製作)・『必殺シリーズ』(ABC製作)などのテレビドラマといった一般向けの実写作品も担当した実績があり、末期は常に1、2作品程度を手がけている状態だった。過去には、声優業を行っていない歌手の場合、アニメ関連以外の楽曲が多くなった際にメインレーベルに異動させた例がある(森口博子など)。なお、キングレコードには他にもアニメ事業を展開しているレーベルとして、メインレーベル(キングレコード)のアニメ部門「第三クリエイティブ本部」や、スターチャイルドから派生した「EVIL LINE RECORDS」がある。また、スターチャイルドや第三クリエイティブ本部の他、三橋美智也などの演歌・歌謡曲部門「第一クリエイティブ本部」、J-POP部門「第二クリエイティブ本部」、大塚文雄などの民謡部門の歌手がアニメ主題歌を担当した例があるが、本来のレーベルから発売されるか、スターチャイルドからの発売となるかは作品によって異なっていた。なお、「スターチャイルド」は、商標登録されている。1981年、キングレコード社員で主にサンライズ関連のアニメ楽曲を担当していた藤田純二らによって設立。レーベル名は『2001年宇宙の旅』に登場する「スターチャイルド」(新人類)を意識してタイトルにした「スターチルドレン」(劇場版機動戦士ガンダム関連曲)の話を氷川竜介に聞いた藤田が採用を決定したものであり、ロゴも氷川から紹介されたデザイナーによるものである。スターチャイルドマークは正式発足前の1981年7月5日発売の哀戦士シングル盤にて初めて付けられるようになり、同年10月21日発売の交響曲イデオンよりスターチャイルドレーベルが正式発足した。しかしその後、藤田ら担当社員たちは1985年にユーメックスを設立し大量に独立したため、部門解消の危機に陥ったが、残った大月俊倫らによってスターチャイルドレーベルは再建された。大月はこの功績により現在キングレコードの専務取締役を務めている。このレーベルの担当役員兼エグゼクティブプロデューサーを務める前本部長の大月や、現本部長でプロデューサーの森山敦らによって規模は拡大していき、キングレコードの中核事業とも言われた。1990年代後半からは『新世紀エヴァンゲリオン』など数多くの人気アニメの制作に参加し、タイアップの形式を中心に林原めぐみ・堀江由衣・angelaなどの人気声優やアーティストの曲を多数輩出しており、『魔法先生ネギま!』の関連CDなどを含めてオリコンウィークリーランキングに初登場ベスト10入りを果たすなど、興業的にも堅調である。2000年代に入ると、前述のユニットやスポンサーを務めるラジオ番組(アニラジ)の連動企画などを発端として、作品関連の活動を超えて期間限定で独立した活動(単独のラジオ番組やオリジナル曲の発表、ライブなど)を展開するパターンも増えている。また、制作作品で出演者による音楽ユニットを結成させて、主題歌などを制作することも増えつつある。また、2000年代では同社が製作したアニメ作品において、同業社のランティスが音楽を担当し、キング側へCDの販売を委託しているものもあった。2010年代に入ると、スネオヘアーやももいろクローバーZといった、一般アーティスト・アイドルを擁す様になって、アニメ専門色がより薄れつつあり、2012年10月からは、作品の特設サイト一覧ページが「アニメ」と「実写」、アーティストの特設サイト一覧ページが「声優系」と「J-POP系」に分離された。2014年4月、スターチャイルドから派生したレーベル「EVIL LINE RECORDS」(イーブルラインレコード)が設立され、ももいろクローバーZらが移籍した。同年10月から放送のテレビアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』では第三クリエイティブ本部と初の共同製作を行った。2015年には、キングレコードアニメ部門の集大成とも言えるKING SUPER LIVE 2015を開催。2016年2月1日付けでスターチャイルドと第三クリエイティブ本部が事業統合し、「キング アミューズメント クリエイティブ本部」に移行、メインレーベルの新アニメ部門となり、『スターチャイルド』の名称の使用が停止された。これにより、34年半続いたスターチャイルドの歴史に幕を閉じた。2013年2月1日付けのキングレコード大幅組織改定の際に、スターチャイルドも下記の体制に改められた。五十音順に列挙した。"斜体"はEVIL LINE RECORDS発足後扱いが同レーベルに移行した作品。前述の通り、音楽制作をランティスが担当している作品があり、それらには「※」印を付した。以下のアニラジのスポンサーとして名を連ねている。ほとんどはラジオ局(主にAM局)が制作しているが、『Heartful Station』や『Tokyo Boogie Night』については自社で番組を制作している。スタチャインターネットラジオは、スターチャイルドが運営していたインターネットラジオ配信ウェブサイトである。すたちゃまにあ内の「すたちゃ鍋」でスターチャイルド作品のアニラジを無料で配信していたが、現在では「すたちゃ鍋」自体が消失し、各アニメ作品の公式サイトにある「ラジオ」のコーナーに番組紹介と配信終了を伝える文章のみが残されている。製作作品毎のイベントや所属アーティストの単独ライブをこれまでに多数開催していた。スターチャイルドまたは会社規模としては過去も含め、以下のようなイベントが開催されていた。
出典:wikipedia
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