日本選手権シリーズ(にほんせんしゅけんシリーズ、にっぽんせんしゅけんシリーズ、通称:日本シリーズ)は、毎年10月 - 11月ごろに日本のプロ野球のセントラル・リーグとパシフィック・リーグのそれぞれのクライマックスシリーズの勝者が対戦して日本一(その年の日本の年間王者)を決めるシリーズ最後の試合である。正式名称はプロ野球日本選手権シリーズ試合。なお、現在のクライマックスシリーズ勝者の出場は2007年から採用された方式であり、2006年までは各リーグ優勝チームが出場していた。また、日本シリーズという呼称ではないが1リーグ時代に春季優勝チームと秋季優勝チームが対戦して年間チャンピオンを決める試合もあった。通常は1950年を初回の日本シリーズとし、本項においても1950年以降の試合について述べる。第2次戦力外通告は原則クライマックスシリーズ終了の翌日から日本シリーズ終了の翌日までだが、日本シリーズ出場チームは期限が4日間延長される。賞金・賞品は2015年のもの。2011年から2013年までは特別協賛(冠スポンサー)のコナミより、上記賞とは別に以下の賞が追加された。「みんなで選ぶコナミ賞」は大会期間中に、コナミの大会特別公式サイト・コナミが携帯電話サイトで展開するソーシャルネットワークゲームサイト『プロ野球ドリームナイン』・アーケードゲーム『BASEBALL HEROES』の成績閲覧ページやゲーム機からのファン投票によって行い、大会終了時の表彰式で表彰選手を発表するものである(2011年は各ゲームからの投票で「ドリームナイン賞」・「BASEBALL HEROES」賞を選んだ)。(2015年終了時点)通算成績は読売ジャイアンツの9連覇などもあり、セントラル・リーグがリードしている。第1回(1950年)から第4回(1953年)についてはアメリカ・メジャーリーグベースボールを参考にした『日本ワールドシリーズ』という名称だった。「日本シリーズ」の読み方については以前は「にほん-」が主流だった。2000年頃から報道機関ではなるべく「日本シリーズ」を「にっぽん-」と読むように通達が出ている。また、英文名称は「Nippon Series」とされている。これまで日本シリーズでは大会協賛スポンサーとなる企業・団体がなかったが、2011年から2013年までゲームソフト大手のコナミ株式会社(後のコナミホールディングス株式会社)が大会特別協賛スポンサーとなり、大会名も『KONAMI日本シリーズ(西暦年度)(コナミ・にっぽんシリーズ)』として開催された。なお、コナミは過去に2005年-2007年に『アジアシリーズ』に「KONAMI CUP」として特別協賛したことがある。2014年-2015年は三井住友銀行が冠スポンサーとなり、「SMBC日本シリーズ」として開催される。なお、SMBCは本大会特別協賛を機に、2014年10月1日より本大会を主催する日本野球機構の協賛スポンサー「NPBパートナー」の締結を結んだ。かつて日本シリーズは開催される10月頃は冬に向かう時期で寒くなることから平日であってもデーゲームで試合が開始されていた。日本シリーズが史上初めてナイトゲームで開かれたのは1964年(第15回)の阪神タイガース対南海ホークスだった。これは東京オリンピックの開催の妨げにならないようにとの配慮で、開会式が予定された10月10日までに全ての日程を消化させることにしていた(本来は第1戦が9月29日、第7戦は10月7日)が、セントラル・リーグの優勝決定が9月30日にずれ込んだため、阪神タイガースが優勝した翌日の10月1日に第1戦、第7戦が東京オリンピック開会式前日の10月9日の予定に変更された。だが、第6戦の雨天中止・順延が生じたため結局10月10日に最終戦を開催せざるを得なかった。これが影響してか、シリーズの平均観客動員は歴代最低を記録したため、翌1965年からは元のデーゲーム開催に戻すことにした。だが平日開催ともなると会社や学校を休まない限り試合の観戦が困難となったり、テレビの視聴率の問題にも関わることから1994年(第45回)の読売ジャイアンツと西武ライオンズの対戦では試験的に平日開催の第3-5戦(西武ライオンズ球場)に限りナイトゲームで実施。その評判が高かったこともあって、1995年(第46回)のオリックス・ブルーウェーブ対ヤクルトスワローズの試合以後は全試合に拡大した。2011年の第1戦は福岡ソフトバンクホークスが進出したことで13時開始となり、1994年の巨人対西武・第6戦以来17年ぶりにデーゲームで行われたが、これは中継権を獲得したフジテレビで同日のゴールデンタイムに『ワールドカップバレー2011』を放送したためである。現存する12球団で、未だナイトゲームで開催された経験がないのは広島だけであるが、デーゲームで開催された経験がないのは楽天だけである。現在はドーム球場が広まり、寒さについて問題が特になくなったため全試合デーゲームの日本シリーズは1993年で最後になっている。2005年(第56回)の千葉ロッテマリーンズ対阪神タイガース第1戦(10月22日 千葉マリンスタジアム)7回裏1アウト、濃霧のため試合が中断し天気が回復しなかったためそのままコールドゲームとなった。天候災害でのコールドは1953年(第4回)の読売ジャイアンツ対南海ホークス第3戦の8回終了時点で降雨コールドゲームになって以来52年ぶりであるが、濃霧による中断からそのまま試合打ち切りとなったのはシリーズ史上初。なお、コールドゲームで優勝決定となったことはこれまで一度もない。新人監督(他球団でも監督の経験なし)のシリーズ制覇は下記の10人。新人監督同士のシリーズも4度行われている。開催日程および開催会場が変則的な形となった例は以下の通り。2015年・第5戦、福岡ソフトバンクホークス・李大浩の打球は左翼ポールの上を通過し、左翼線審はポールを巻いたとして本塁打と判定したが、東京ヤクルトスワローズ・真中満監督から「ファウルではないのか」と物言いがつき、審判団による7分にも及ぶビデオ判定を経て、判定は覆らず本塁打となった。なお、NPBにおいて2010年にホームランを巡るビデオ判定が導入されて以来、シリーズでのビデオ判定は史上初。の開催は両リーグの出場チームが、文京区の後楽園球場に当時本拠地を置いていた巨人と、荒川区の東京スタジアムを当時本拠地としていたロッテであったため、全試合が東京都での開催となったため、史上初めて同一都道府県内のみでの開催となった(東京シリーズ)。同一都道府県での日本シリーズはこの1970年と上述のの2例のみ。2015年現在は、2008年にオリックスが大阪府をフランチャイズとし、セ・パ両リーグの球団がともに本拠地を置く都道府県がないため、通常のフランチャイズ制度下では同一都道府県で開催されることはない。2010年までは基本的にホームゲームの球団が推薦した放送局と直接交渉し、その放送局の属するネットワークにより全国生中継された(大抵は通常レギュラーシーズンの放送を頻繁に行う局が推薦され、生放送される)。しかし2010年の日本シリーズで地上波全国中継が実施されない試合が3試合あったことを受けて、2011年は進出球団が放送局を推薦したうえで、テレビ中継協賛スポンサーの広告代理店にその放送局への中継交渉を行う方式をとった。系列局ごとによって対応が異なる。プロ野球中継放送実績の無い放送局は原則として省略する。日本テレビ系列テレビ朝日系列TBS系列テレビ東京系列フジテレビ系列その他 2010年は地上波全国放送が行われない試合があったため、J SPORTSで第1・2・5試合を自主制作(うち、第1戦はテレビ愛知の映像提供を受けて)で放送した。FOX SPORTS ジャパンは放送実績なし。NHK日本テレビ系列テレビ朝日系列TBS系列テレビ東京系列フジテレビ系列その他 BS11・TwellV・FOXスポーツ&エンターテイメント・J SPORTSでの放送実績なし。日本シリーズはNPB主催のため、レギュラーシーズンの放送権の有無に関わらず平等に中継することができる。2012年現在はJRN系列における東京ヤクルトスワローズのホームゲームが該当する。放送権は原則としてシリーズ全試合が対象。NHKラジオ第1放送とTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送は毎年生中継を実施、そのうちニッポン放送は開催球場問わず全試合自社制作となる。なお、シリーズ期間中はナイターオフ編成のため、レギュラーシーズンとネットワーク編成が異なる上、ネット受けの放送を行わない局も出てくる。また、地元球団がある局では地元球団が出場した場合のみ放送する局もある。ラジオ大阪は2006年以降、放送は行っていない。RFラジオ日本は2013年以降読売ジャイアンツのホームゲームのみ放送(2012年も出場したが放送はなかった)。FMについては、埼玉西武ライオンズが進出した場合のみ、NACK5で放送。
出典:wikipedia
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