延岡駅(のべおかえき)は、宮崎県延岡市幸町三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)日豊本線の駅である。高千穂鉄道高千穂線が乗り入れていたが、2005年(平成17年)に台風の被害により運休となり、休止を経て2007年(平成19年)に正式に廃止されている。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームと留置線数本を有する地上駅で、ホーム間はエレベータ付きの跨線橋で結ばれている。鉄筋コンクリート造りの駅本屋は構内の西側にあり、単式ホームに接して設置されている。直営駅で、みどりの窓口とPOS端末機・液晶ディスプレイ式の小型発車標の設備を有する。延岡中学校(現・宮崎県立延岡高等学校)に通学した若山牧水が延岡を想って書いた詩が駅舎玄関の大きな柱に書かれており、駅名標のイラストは五ヶ瀬川を渡る鮎が描かれている。現在は、出改札担当1人・助役1人の計2人(1日当たり)が宿直勤務に従事する。他に信号担当など日勤の設定もある。現在の出札窓口数は1となっている。現在、中心市街地活性化計画における「延岡駅周辺整備事業」(通称:駅まち)として駅舎改修工事が行われており、2015年12月5日より仮駅舎による営業となっている。なお、既存の駅舎は建て替えずに改修工事を行って維持し、その上で市民活動スペース、読書空間(TSUTAYA図書館)、カフェ機能等を備えた複合施設を駅舎前方に新設する方針である。また同時に跨線橋も新設され、バリアフリーに対応したエレベータ付きの新跨線橋となった。他にも駅周辺の再開発や東西自由通路の改修等が予定されており、2017年度の完成を目指している。JRの駅舎に接する単式ホームの北延岡(西延岡)方にあった切欠式ホーム1面1線を使用していた。その南側に接して高千穂鉄道の小さな駅本屋が置かれ、ホームへは駅外部およびJRのホームから駅本屋の改札を通じて出入りするようになっていた。JR駅出口にある高千穂鉄道のりば案内サインは高千穂線廃止後に「高千穂方面バス乗場」と書き換えられ、延岡駅前バスセンターの方向を指している。JR九州の旅客駅の東側に位置し、コンテナを取り扱う設備として1面のコンテナホームとホームに接する荷役線1本がある。この荷役線は、駅の着発線とは南延岡駅方面へ伸びる引き上げ線を介して繋がっている。また、構内に営業窓口のJR貨物延岡営業所が入っている。かつては駅北側にある旭化成工場への専用線(レーヨン線・火薬線)があり、専用線においてもコンテナなどを取り扱っていた。貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅と南延岡駅を結ぶ1日1往復と、当駅と北九州貨物ターミナル駅を結ぶ1日1往復の高速貨物列車が停車し、貨車の連結・解放作業を行う。このほか、臨時の専用貨物列車も設定されている。列車代替のトラック便は、佐土原オフレールステーションとの間に1日22往復が設定されている(以上はすべて2014年3月15日現在)。城下町延岡と五ヶ瀬川を挟んで北側の対岸にある岡富村にできた当駅は開業以来延岡の玄関口として機能し、駅出口のある西側は延岡市街に連絡するのみならず、現在では中心街の北部を構成する。元々の「川中」に対し、「川北」地区と呼ばれている。駅から今山まで数百mの狭い平地に商業・サービス施設や低層マンション・アパートなどの住宅が混在する状況となっている。この地は元々今山八幡宮(大師)の門前町として栄えてきた。そのためかいくつか製菓業者が存在するなどの特徴がある。駅近傍にはシティホテル1軒・ビジネスホテルが4軒、酒場を含む飲食店がいくつか立地し、旭化成出張客に代表される長距離旅客が多いことをよく反映している。西方約200mのところには「山下新天街」というアーケード商店街が南北に伸びているが駅からは見えにくい。閉店している店も見かけられる幸町商店街を経て南方約500m程度進めば五ヶ瀬川を渡る橋が掛かっており、川中地区の歓楽街に接続する。北方約700m先にはかつて大量の雇用を創出していた旭化成の旧レーヨン工場があり、その周辺はアーケード商店街となっているもののこちらも衰退傾向にある。このレーヨンとベンベルグの両工場に挟まれるように市街が存在しており、それぞれ北・南端のランドマークにもなっており今でも地元では単に「レーヨン」で通じるほどである。東側は新興住宅街「日の出町」が広がる。駅前には定刻になると噴水が舞う憩いの広場が設けてある。また延岡は旭化成陸上部に代表されるように陸上競技が盛んな町であるため、当地出身の選手達の手形や足形などが展示してある。改札を出て延岡駅バス停前(延岡駅交番左)の跨線橋を渡ると駅東側(日の出町側)へ抜けることができる。延岡駅周辺にあるバス乗り場は以下の通りである。1999年(平成11年)に完成した駅前広場には新たに「延岡駅」バス停ができ、市内線が発着するようになった。それ以前の「市内線」は駅前に入らず、徒歩約1分の旧国道10号線上にある「延岡駅前」バス停が駅の最寄バス停であった。延岡駅前バスセンターと「延岡駅」バス停は統合されず、その上駅最寄でなくなった「延岡駅前」バス停も改称されることもなかったため、駅を名乗るバス停が3つも並存している。「駅」と「バスセンター」は市内線・郊外線で役割分担しているが、南延岡など「市内」行きの便であっても郊外線系統であれば「バスセンター」を発着するため、「駅」から市内方面の全便に乗れるわけではない(この点はあまり強調されていない)。また、郊外線の南延岡行きの一部にバスセンターでは降車のみに制限(クローズドドアシステム)している便がある。
出典:wikipedia
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